旧国道27号 丹後街道 小浜ー上中 交通の要衝上中編

久々の現道区間に突入しました。
しかしここも相変わらず長くは続きません。
この辺りは名水百選に選ばれる「瓜割の滝(うりわりのたき)」にも程近く、山がかなり道にかかっています。
そこで分岐するのが今回の旧道。
いままでとは雰囲気が違います。
左ですよ、左。
醸してるねぇ・・・。
この先の状況を知ってなければ廃道になる疑いを持ちかねない道です。
この区間の分岐の中で一番怪しい匂いを醸してます。
怪しい道は現道がぶち抜く丘をするすると降りていきます。
まぁこっちが本来なのは良くわかります。
地形に沿った素直な線形ですから。
裏口のように集落に突入します。

かつてはメインストリートだったはずですが、裏口感がすごい。

なぜこうなった。

渡る川は瓜割の滝を形作る天徳寺川(てんとくじがわ)。
これも北川の支流ですね。
ちなみに左の小山も古墳だったり。
古墳時代にはこの辺り、かなり栄えてたんでしょうね。
本来は直線的だったんでしょうが、国道の交差点の関係でくねらされてますね。
まっすぐはちょっと行けなそうです。
歩道も整備された片側1車線!
急に古道色を隠してきたな!
いつまで続くか見ものだぜ!
三宅小学校(みやけしょうがっこう)の前を通ります。
学校、公施設、銀行、神社仏閣がある道はかつての幹線の仮称に繋がりますね。
ここは軒並みヒットします。
立派な木の根もとのお地蔵様が印象的ですね。
学校の次は神社のようです。

熊野神社(くまのじんじゃ)

鳥居は新しそうですが、歴史は古そうです。
直線的な参道がいい感じですね。
そして大きな交差点にぶつかりました。
現在は何もないただの交差点ですが、かつては国道と県道の交差点だったと思われます。
左は恐らく、福井県道22号上中田烏線の起点だったのでしょう。
そう、あの廃隧道界のモルボルです。
いつの間にやら、道はいつもの幅に戻ってきました。
緩く左カーブしながら続く旧道。
直線じゃないのがまた良いです。
これが日本の情緒ですね。
奥に山並みが見えてきました。
あれが今回のゴールとなる倉見峠のある尾根です。
若丹山地の北の端にあたりますね。
そして道がくねってきた(笑
こういう木を避ける道の作りってなんか好きです。
実際呪いの木もあるって話も聞きますしね。
ご神木なんですかね。
これは・・・!

常夜灯!!

位置的にも上中町の中心部。
ふさわしい位置です。
ここが街道である素晴らしい証明です。
そして再び神社、やっぱり多いなこの辺り。

信主神社(しんじゅじんじゃ)

こちらの神社はケヤキの大樹が有名らしく、そちらばかりがヒットしました。
ちょっと見てみたかったけどね。
そして道は最後のステージに至る!

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