旧中島北橋

このエリアはやはり侮れない

この日は探索ではなく、ただの家族での遠出でした。
しかし僕の目は当然、運転に集中しつつも道路わきに注がれています。

そして見つけちゃったら止まらざるを得ない。
路肩の残雪より冷たい視線を浴びながら・・・、
レポスタート!
ちょっとごめん!
そういい残して車外へ飛び出した僕はすぐさま振り返ります。
見える道は国道303号
ここはかの八草峠(はっそうとうげ・レポ未)にも程近い、県境エリア。
何が出てもおかしくは無い場所です。

これは止まらざるを得ない!

こんな立派な廃橋があったら、そりゃ止まりますって。
なんかありそうとは思ってましたが、こいつは極上です!
現道の橋の名は中島北橋(なかじまきたはし)。
ということはあの橋は・・・、

旧中島北橋

ということになります。
今、会いに行くからな・・・。
頑強なプレートガーダー。
春先でこれだけ雪が残っているということは、厳冬期はえらいことになっているのでしょう。

しかし雪が残っているということはもう一つ、重要な問題が・・・。
今日は探索予定は無かったので、長靴も替えの靴も用意していないのです。
・・・どうする・・・?
ハハッ!!
後先考えてなんていられないわけですよ!
ぐっちょぐちょですが、橋の前まで来たぜ!
しかしここで一つ問題が・・・、

橋の上を覗いても全容が分からない

こいつは困ったぞ・・・。

親柱からは情報はなし・・・

こちらも同じく・・・。
う~ん、ここに突っ込むのは勇気がいるな。
足元が見えないのは怖いんだよ・・・。
よし橋上は諦めた。
ここは雪が溶けたらまた来よう。
国道の真横なんだから、その気になればいつでも来れるし。
しかしこっちに何かあるかもという誘惑は捨てきれないわけで・・・

もう一度雪原を往きます!

この数メートルがきつい・・・
明らかに雪の中歩く靴じゃないからな・・・

辿りついた!

こっちはより乗り越えにくいな・・・
双方情報なし・・・
やはり何も無いのか・・・
やはり情報はありませんでした・・・。
いつの生まれなのか、本当にこの名前であっているのか。
確かめる術はありませんでした。
しかしこれはやはり雪が溶けた状態で見たい橋です。
ぐちょぐちょの靴を引きずって、持ち帰るものは少ない・・・。
しかしそれもいいのです。
新たな決意が芽生えましたから。

また春に逢いましょう


以上、旧中島北橋

この道往けば act2

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