第2次三重遠征第4弾 藤坂峠 疑惑の洗い越し編

ようやく連続ヘアピン区間を抜けて、少し平穏を取り戻した県道。
いや、これを平穏と呼び出したらいよいよ感覚が麻痺してきた証拠かも。
相変わらずパンクは怖い。
先の尖った石がごろごろしています。
かといって崖側には寄りたくない・・・。
石垣はいい。

いいんだけどそのおかげでめっちゃ狭い!

歩く分にはいいんだけど車だと怖すぎるぞ・・・。
そして暗くなってきたら手振れが酷い・・・。
明らかに傾いた日の光を浴びる残塊のような道。
県道としての地位を与えられても、そこにあるのは街道の名残に過ぎないのかもしれません。
人の手の入った森ですが、林道間が際立っただけ・・・
なんか余計狭くなった気が・・・。
はぐれメタル的なやつがいやがったか・・・。
まぁ単発なら余裕ですよ。
連続でこられるときついですが。
今走っている下にも道が見える・・・。
こういうのも嫌いじゃないな。
近くもう一回あるというわけか。
どうもこの先併走することになる藤川(ふじかわ)とぶつかる地点に近づいたようです。
ここの線形は特徴的なので、一つの目印としていた地点。
もちろん下り具合の目安として!

地図でいうとこの辺り。

谷筋に従って折り返す線形です。

しかしまだ先は長いな・・・。

奥に滝の見える美しい渓谷を目印に道は折り返します。

癒されたぞ。

さぁ続きだ!

!!??

この光景は僕も過去数度見たことあります。

しかしここにこれがあるなんてことは聞いてないぞ。

まさか・・・、

洗い越し!!??

温見峠で有名なこの洗い越し、僕は筒井峠でも経験していますが、全国的にも国道都道府県道には4か所しか確認されていないと聞いているレア構造物です。

これは偶然こうなったのか、それとももとからこうなのか。

僕は前者と考えます。

洗い越しの路面は滑らないように特殊な構造をしていることがほとんど。

個々の様にアスファルトのまま水を流すことはほぼありえません。

まぁようするに早く直してあげてよってことです。

なんかワンランク上がった!!

麓から直してきてる感じでしょうか。

てことはあの洗い越しもどきもあとわずかの命だな。。。

まだまだ怖い部分もありますが。

左側木生えてないのが一番怖いんだよ。

木も生えれない斜面てことだろ。

恐ろしい区間を過ぎると道が広がりました。

これは越えたか。

いよいよ麓区間に突入ですかね。

明らかに改良された区間。

これは確定だな。

ここから先は人間の世界です。

振り返ればこの看板。

逆に考えればこの先があ勘ということはここまでは大丈夫ということですからね。

安心できる看板となります。

夢の片側1車線!!

これ本当に激しい戦いの後だとホッとするんですよね。

いくら山道好きでも、全ての道が山道じゃ辛いですもん。

先ほどの看板はこれでもかという頻度で置かれています。

確かにあの状態はヤバいですよね。

この頻度が必要である理由もよくわかります。

青看登場!

いよいよ人里という感じがしてきました。

これは本格的に麓にたどり着いたと考えていいでしょう。

民家も久しぶりですねぇ。

いよいよ終わりが近づいてきたようです。

三重県道38号伊勢大宮線(いせおおみやせん・レポ未)にぶつかって終了となります。

終わりは普通の県道の顔をしています。

しかし険道なんてものは案外そんなものです。

だからこそ、僕たちは楽しいんですけどね。


以上、藤坂峠編

この道往けば act2

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