第3次三重遠征第1弾 女鬼隧道 前編

世の中には怖い名前の隧道が数多くあります。
犬鳴隧道(いぬなきずいどう・レポ未)、牛首隧道(うしくびずいどう・レポ未)等々、全国区のおどろおどろしい名前の隧道があります。
そしてそんな隧道には得てして怪談話が付きものだったりします。

今回紹介するここも、そんな隧道の一つ。

女鬼隧道(めきずいどう)

名前の怖さはトップクラス!
レポスタート!
ここが件の女鬼隧道のある県道。

三重県道119号松阪度会線

(まつさかわたらいせん)

度会は比較的メジャーな難読地名かな?
プロ野球選手にもいましたよね。
ヤクルトでしたっけ?
県道119号が右に折れる交差点からレポを開始しましょう。
ちなみに直進も県道。

三重県道150号前村野中線

(まえむらのなかせん・レポ未)

ちなみにこの探索を終えたらお世話になる予定です・・・。
看板の出てる五桂池(ごかつらいけ)も地元では心霊スポットとして有名だったり。
なんかあるのかな、この辺り・・・。

三重県多気郡多気町(たきぐんたきちょう)

多気町の南端付近に位置するこの隧道。
ときどき南の度会郡度会町(わたらいちょう)との境にあると誤解されてることもありますが、純粋に多気町に属しています。
確かに緑の多い光景ですが、そこまで山深いようには感じません。
なんというか起伏が緩やかなんですよね。
この辺りは。
三重県というくくりで言うと紀伊山地があるので一概には言えませんが、そこを除けば基本的になだらかなイメージがあります。
敦賀は平野らしい平野なく、海即山だからですかね。
ここでボックスカルバート登場。
そう言えば初登場かも。

伊勢自動車道(いせじどうしゃどう)

松阪の大学に通っていた自分としては、だいぶお世話になった高速です。
東名阪自動車道とは兄貴と弟の関係。
紀勢自動車道とは、兄貴と妹の関係。(性別は妄想)
気難しい真ん中っ子です。
そしてその奥にすぐ見えているのが、一時期はやった色つき絵のポータルのトンネル。

新女鬼トンネル(しんめきトンネル)

この類で一番強烈なのはやっぱり佐目トンネルかな。
あれ以上の奴にはまだ巡り会っていません。
新女鬼トンネル。
当然そうなるとあるはず。
それは非常にわかりやすかったです。
この先に在る。
この隧道を調べるにあたって怪談話を避けては通れません。
基本、怪談話は苦手ではありませんが、意識しちゃいますよね。

ちなみに右に写っているのは、今後探索を主に共にすることとなる新しい相棒セレナちゃん。
かなり大柄なレディですが、チャリの運搬には役立ちます!
簡易的ながら動かす気は0な封鎖。
これはこの先にあるものがすでに完全に死んでいる証です。
約17年前に旧道化したこの道。
なかなかの年季の入りっぷりです。
となるとこの先にあるものの姿が気になりますね。
バリケードの前には地図にはない分岐がありました。
林道なのかな?
手持ちの3つの地図にはどれも記載が無いのが不思議です。
たまたまかな?
地図上では近く見えた目的地ですが、カーブを描いていることもあり、見通せません。
程よく廃化した旧道はなかなか風情があってよろしいです。

いいねぇ!!

切り通しの廃県道。
これだけでも十分楽しめる光景です。
奥に向かって深まる切り通し。
こりゃあのカーブの奥にいるな・・・。
倒木を潜り抜けた先の右カーブ。
経験則上、これは9割がた来るカタチ。
奥の斜面にめり込むように、道が続いています。

どきどきどきどきどきどき・・・・

でたぁ・・・

なるほど、こりゃ怪談話も広まるわ。
そして個人的には怪談話より怖い隧道手前の落石。
こいつ剥落してきたんだよな・・・。
最初は何に注意したらいいのかと突っ込んでましたが、なるほど。

上を見て落石に注意ということか。

何ともシュールな光景です。
見てのとおり、北口は完全に封鎖されています。
思ったよりは落書きが少ないかな。
現役だったころが想像できるいい保存状態です。
ここが現役だったころの難所の名残が残っていました。
高さ、幅員、ともに3m制限。
確かに狭い。
これは新トンネルが望まれていたことでしょう。
この監視カメラが狙っているのは、不法投棄じゃないよなぁ。
ならず者が夜中ここで暴れないかのチェックでしょう。
つうか、この監視カメラにこそいろいろ写ってるんじゃないの。
見ちゃいけないものとか・・・。
蔦が垂れ下がって、ちょうど扁額が採りにくいアングルとなっていました。
しかしそこには確かに「女鬼隧道」の文字が。
怪談話ではなぜか「女鬼トンネル」と呼ばれることが多いんですよね。
やっぱり「隧道」はしっくりきませんか。
しかしこのペンキの剥がれた途端の壁が余計おどろおどろしいんですよねぇ。
そして出入り口となる扉の前には何かが出てくるのを抑えるようにしてコンクリートブロックが置かれています。
わざわざ扉を作って、さらに塞ぐ理由ってなんなんでしょうね・・・。

隧道内に入ることはできませんでしたが、それでも十分雰囲気を楽しめた北口。
そろそろ戻って南口を確認することとしましょう。
久々にワープ!!

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この道往けば act2

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