椿峠 Reverse編

大分長らく放置しちゃってました。
敦賀のお隣、美浜町で僕を迷子にしたあの峠。

椿峠(つばきとうげ)

本編はこちらをご覧ください。
峠に至ってすっかり満足していた僕ですが、よくよく考えたら辿れたのは敦賀側の旧道のみ。
やはりコンプリートというには、美浜側も制覇せねば。
というわけで、レポスタート!
さて、やってまいりました。
現在地は三方郡美浜町佐柿(さがき)、国道27号美浜東バイパスとの合流地点です。
右の高架が美浜東バイパス、そこに合流するようになっているのが現道。
左に行くのが美浜方面へ続く旧道です。
では敦賀方面へ続く旧道はどこに?
取り敢えず高架をくぐってみましょう。
この辺はかなり道の形変えられてますね。
当時はもっと直線的だったんでしょうが。
山の稜線の凹んだ部分が椿峠、あそこに至る道となると奥の工場へ続く側道の側道みたいな道が怪しい。
迷うよりまずは突入!
美浜東バイパスの開通に合わせて整備しなおされたことが窺われる旧道。
側道の側道のようですが、あくまで用途は別にあります。

こちらの会社の倉庫へのアクセス路が現在の旧道のメインの役割でしょうか。

それもなんか虚しいな。

こういう使われ方は旧道としてはよくある形ですし。

旧道ではよく見るタイプのゲート。

開けたら閉めるが鉄則です。

てぃーだくん入院の為、代打のライフちゃん。

意外とこういう探索ではありがたい。

馬力はないけど、小回り抜群です。

旧道は意外にも舗装を保ったまま伸びています。

ただ僕の読みではこの旧道の命は残りわずかなはず。

ほらね。

道が途切れた。

ここまでは予想通り。

そしてその切れ方も・・・、なんだけど・・・。

バッサリ

思った以上に一刀両断されてるな。

ここだけ見たらここで道が終わっていたと言われても納得しそうです。

ぶった切ったのはJR小浜線

いや現役当時から遮断機のない踏切であったことを考えれば、切ったのはあの緑のフェンスかもしれませんが。

なんにせよ、見事に途切れています。

踏切以外でこんな近くで現役路線の線路を見たのは初めてかも。

鉄な趣味はありませんが、やはりこれはこれでテンションあがります。

あ、もちろん線路内には立ち入ってませんよ。

美浜側(小浜方面)、単線がまっすぐ伸びていく。

やっぱり美しい景色ですねぇ・・・。

対して敦賀側。

こちら当たり前のように線路が続きます。


そういやここに立ってるの見られて大丈夫なんだろうか。

立ち入り禁止とは書いてありませんでしたが、通報されても困るので早めに探索を進めましょう。

フェンスの向こうにあるのが前回探索で辿り着いた地点。

さすがにこのフェンスを乗り越えるのはダメでしょう。

おとなしくここから眺めます。

痕跡発見!!

鉄道には要らないガードレールがこちらと同じレベルに設置されています。

ちょうど反対側で坂道が始まるあたりですね。

この辺りがかつての踏切と考えて間違いないでしょう。

つまりはこういうこと

緩いカーブを描いて鉄道を渡っていたのでしょう。

この時代の写真ないかなぁ。

さて、そろそろ戻りましょう。

この光景が一番好きだなぁ。

昔ながらの光景がよく残っています。

こちらが2年前の探索時の写真。

そういや木材が撤去されてますね。

変化としてはそれくらいです。

まぁここが大きく変わることは、今後小浜線がどうにかならない限りないでしょう。

路肩には草薮いちごが自生して花をつけています。

これはあんまり美味しくないやつや・・・。

いちごを見てる場合ではない!

この左の擁壁の上を覗いていかねば!!

擁壁の上は溜め池でした。

確かにこれは危ない。

ここで遊んではいけません!!

しかし重要なものは池ではなく、この後ろに隠れていました。

常夜灯

街道筋に置かれた街灯の一種。

これを狙った趣味の人もいるくらい、素晴らしい逸品です。

さすがは丹後街道、常夜灯も立派なものです。

常夜灯わきにあったお地蔵様。

これで椿峠は見落としがない限り、全ての探索を終えることができました。

かつては国境となった小さな峠。

今もそこには歴史の欠片が眠っています。


以上、椿峠編


この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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