大味潮騒トンネル旧道 前編
国道305号と言えば越前海岸隧道群。
開通直後に作られた隧道たちが、近年の土木技術の発達によりその役目を終え、廃隧道化したものが有名です。
ここもある意味その仲間ではありますが、歴史的には浅く、真の仲間となるにはまだもう少し熟成が必要でしょう。
しかしそれはそれ。
廃道かした道があるのなら、そこに突っ込むのはオブローダーとして自然なことでしょう。
なぜそこに入るのか?
そこに道があったからだ!!
いざ、レポスタート!
福井市(ふくいし)
とは言ってもここは平成の大合併で編入された地区です。
旧村域は合併当時、福井県下最小面積、最少人口の自治体でした。
丹生郡越廼村(にゅうぐんこしのむら)
2006年に合併される前の越廼村は、最も海岸線から離れた地点でも4km未満という海と密着した村でした。
福井県の花スイセンの栽培が盛んな、ある意味「THE福井県の村」ともいうべき村です。
そしてこちらがこの道を旧道に追いやった張本人。
大味潮騒トンネル(おおみしおさいトンネル)
1999年竣工、まさに世紀末的な名前を付けられています。
潮騒・・・いります?
しゃりおくんの横にある封鎖された道。
これこそが今回の目的の道。
しかし脇は甘い。
危険禁止じゃ僕は止まりませんぜ!!
拍子抜けするほど普通の道。
まだまだ現役で行けそうですね。
ああ、正面来たらわかった。
左のこいつの影響だな・・・。
廃道スタートってことなんですよ。
県道235号は別ですが・・・。
舞台は冬の越前海岸。
今は平和ですが、シチュエーションとして、いつこの海が僕に牙をむくとも限りません。
油断だけはしてはなりません・・・。
ここに戦いを挑むんだから
さぁどうなるか・・・。
良い切り通し!!
こいつはざっくり行ってます!
かっこいいな・・・。
首なしカーブミラー・・・
ここが廃道だってことを思い出したよ・・・。
この目立つ岩の名前は「佐武(さたけ)」というようです。
もしかしたら単純な切り通しではなく、もともとここには鞍部のような感じで切り込みが入っていて、そこを広げたのかもしれません。
古来から名前がついてるってことは、そういうパターンもありそうですね。
しかし観光地のような道。
やはり熟成度が低すぎたかな・・・。
なんて思っていたら・・・、
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