大阪遠征第2弾 榁木峠
国道308号は暗峠のみにあらず。
彼奴の影に隠れた峠がいます。
しかしこいつはただの峠ではない。
位置がこんなじゃなければ、有名になれたかもしれない。
それほどのポテンシャルを秘めた峠。
今回、そいつを明るみに出します!
レポスタート!
前回、暗峠編の最後の写真。
ここを右折するのが、国道308号に向かう意味では正解です。
その後直ぐに、一方通行区間の終わりにぶつかり、そこを左折します。
近鉄生駒線の踏切が目印ですね。
近鉄生駒線の線路を越えると、再び雲行きが怪しくなってきます。
実は僕、ここからの区間は初めて走ります。
暗峠は2,3回越えてるんですが、折角なら終点までと思ったのです。
これが思いもよらない収穫でした!
暗峠再びというような急坂!
ここから再び、道は登り始めます。
実はこの先にはもう一つ峠があるのです。
暗峠に完全に主役を奪われてはいますが、暗越奈良街道、伊勢参宮街道の一角を担う峠として歴史も深いその峠の名は、
榁木峠(むろのきとうげ)
同じ生駒山地の峠ですが、標高は270mとそれほど高くはありません。
しばらく行くと大きな道に合流します。
どこぞの県道かと思いきや、ただの市道の様子。
市道に止まらされる国道っていったい・・・。
市道との重複(笑)はわずかで終わり、国道はすぐに東に進路をとります。
道幅十分の快走路かと思わせておきながら・・・。
幅 員 狭 小
こいつは・・・、奈良県にまともな区間はないのか!
ここから先は暗峠にも匹敵する激狭区間です。
いや、狭さだけで言うなら、この榁木峠の方が上を行っています。
それを如実に物語るのが、僕の撮影した写真の少なさ。
離合できずにバックしてたり、ミラーをたたんでたり、色々と忙しかったのです!
この区間はヤバい!
個人的には勾配の暗峠、激狭の榁木峠といった様相です。
ここを埋もれさせとくなんてもったいない!
酷道308号を日本三大酷道に推す理由は、
暗峠・榁木峠の二大巨頭が存在するからだと言わせていただきたい!!
榁木峠、ちゃk・・・・。
もう・・・勘弁して下さい・・・。
必死の思いで上の写真の車と離合し(数10m激狭区間をバック)、抜けた先にあった石標。
峠を越えたことを物語っています。
ちなみに榁木峠は市境になっていまして、ここはもう大和郡山市です。
誰もここを国道だとは思うまい
誰がここを国道だと思えるのか!?
普通直進だと思うでしょ?
左が正解なんですよ、これが。
カーナビ併用でも間違えましたよ。
正解に向かうヒントは・・・、
お伊勢参りの絵馬(?)のみ・・・。
わかるかこんなもん・・・。
さっきのような国道と言われても信じられないような区間を2,3くぐり抜け、いよいよ自分とカーナビが信じられなくなった時に、うまいことおにぎりが用意されていました。
しかし年季入ってるなぁ。
こいつはいわゆる焼きおにぎりだな。
ちなみに写真は撮れませんでしたが、国道308号には本体ともいうべき道が存在しています。
その別名は「第二阪奈有料道路」。
この区間ではへなへなながらその頭上を高架で渡ってい場所間もあります。
実際問題、国道308号バイパスは「第二阪奈」としか呼ばれないので、国道308号と言われればこの道を想像して問題ないです。
噂の第二阪奈に合流して、酷道区間は終了です。
濃かった。
非常に濃かった旅でした。
個人的には榁木峠の凶悪具合が伝わったら幸いかと思います。
あれは陰に埋もれさせとくにはあまりにもったいない・・・。
僕はこの後、満足して紀伊半島を横断してから家路につきました(笑。
何やってんだか・・・。
以上、榁木峠編
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