旧国道8号第4弾 赤萩防災旧道 中編
いかにも現代的な交差点となった現道。
僕は帰りはあそこを通ってくる予定です。
藪漕ぎも無いし、1時間以内には帰ってこれるだろうなぁ。
こちらには早い段階からゲートがありました。
ここから先の橋への進入を拒む為でしょう。
人間一人分の重量で崩れるような橋には見えないですが、廃道ですからね。
行けなくもなさそうだけど、さっきとは高さが違う・・・。
無理はしたくないな・・・。
まだこっちだな・・・。
あ、ちなみに奥に見えてるのは藪じゃなくて木の葉っぱです。
つまり手前の草場から先は崖。
親柱の辺りはけっこう高いので、ここも真似しちゃいけません。
お邪魔しちゃいました!!
橋の上は植生も無いので、まさに現役そのままのお姿です。
注釈を付けなければ誰もここが廃橋だとは思わないでしょう。
この巨大陸橋、いつまでこのままにしておいてくれるのかなぁ・・・。
ちなみにこの橋・・・、
こんな見事なランガ―橋でした。
旧桜橋(さくらばし)
この規模の巨大アーチ廃橋がいつまでも残されたままっていうのは、やはり考えにくいでしょうか。
崩落などの危険も考えれば、いずれ撤去されると見るのが自然でしょう。
この美しい廃の景色、もう少し眺めていたいと思います。
ちなみに撮影地点は国道8号現道、新桜橋です。
逆に新桜橋は最近はやりのガーダー橋です。
これはこれでスタイリッシュですが、僕としてはやはりこのランガ―橋が捨てがたい。
個人的に一番好きな現役ランガ―橋は蘇水峡隧道編で紹介した蘇水峡橋。
あれは景観とのコントラストが素晴らしすぎる・・・。
国道8号赤萩防災工事(あかはぎぼうさいこうじ)
この道を廃の世界に葬り去った工事名が堂々と記されていました。
ちょっとは情けを・・・。
しかしそんなことを忘れてしまうくらい謎の橋がフレームインしちゃってる。
あれは・・・、あれもランガ―橋だけど・・・、どこ行く道??
アレは行かねば!!
橋の先にはいかにもな旧旧道がありました。
今日は藪漕ぎは勘弁なんで、ここはまた後日訪れるとしましょう。
実はこの時点でもうバッチリ見えてるんですよ。
旧桜橋ともう一つ、この廃道の見せ場が!!
河野隧道(こうのずいどう)
昭和37年竣工、総延長235m、ここでなければ今でも十分現役国道で行けるスペックを持っています。
照明さえついていれば・・・。
何度も通過した往時の河野隧道を思い出してしまいました。
ただ一台、僕のチャリだけが通過する2車線トンネル。
少しでも現役時代を思い出してくれたらと思います。
隧道直前がいちばん廃道らしくなってました。
なんでだろう??
分岐直後でもここまでじゃなかったんだけど・・・?
吹きだまりになってる落ち葉から草が生えてるってことなのかな??
洞内は現役当時のままでした。
落ち葉が多少吹きこんでるくらいなので、掃除すれば全然行けます。
さぁて脱出するか・・・。
右は・・・ダメだな・・・。
あれ、左もダメじゃん??
上は・・・血まみれはちょっと・・・。
戻れと???
戻りましたとも!!
現道ワープはこんな時には便利な技です。
柵越えずとも反対側へいける!!
ここで鋭角に折り返す地点が新旧分岐です。
至って普通の道の顔を見せる旧国道8号。
ここが封鎖されていないということは、どこかしらの現役施設に繋がっているということです。
下り坂も相まって快走できます!
到着!!
越前市側のポータルも変わらず、懐かしい面影を残したままでした。
これにてとりあえず、赤萩防災の旧道区間は制覇したのですが、気になった所が2,3ありますので後半でそこを巡ってみたいと思います。
思わぬ発見も!!
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