第2次富山遠征第3弾 楢峠 開かずの国道編

全国的に「開かずの国道」と呼ばれている路線は意外とあります。

しかし僕は思うのです。

国道である以上、

時々は通してくれないと面白くないと。


そんなニッチすぎるニーズに応えてくれる国道がここにあります。

1年のうち、開いてる期間の方が短い疑惑がある国道。

レポスタート!

ここは前回探索に引き続き、未だ岐阜県です。

飛騨市(ひだし)と言えば飛騨牛が有名ですね。

知名度的に古くからある市と見せかけて、実は平成の大合併で生まれた新しい市です。


今いる道は国道360号、富山県高岡市と石川県小松市を結ぶ路線ですが、今は少々道草中。

岐阜県にお邪魔しているところ利用させてもらってます。

そしてここを左に曲がる卒塔婆おにぎりが現れます。

重複区間のようで、2つ重なっている姿が印象的です。

国道471号・472号

その奥に見える赤字の通行不能が前振りとして効いています。

ずっしりと胸に来るこの圧迫感。

これから戦いが始まる予感がします。

ちょっと引いた位置から撮影。

明らかに登っている。

国道360号の時点で山と山に挟まれた細長い盆地を走っているイメージだったのに、そこから垂直に生え出る道があればそれは当然山にぶつかります。

そもそも写真で勾配がわかるって相当だからね。

グダグダ言ってても仕方ないので、素直に登りを開始します。

いかにも山の麓の光景。

次にこの景色を見るとき、僕は富山県に戻ってきているはずなのです。

頼むからここに戻る事態だけは勘弁してくれよ・・・。

あえてここまで触れてませんでしたけど。

最初から狭すぎないか

もちろんあの交差点は起点ではないんですが。

しかし重複から離れたとたんにあの狭さは不安しかない。

卒塔婆おにぎり出してくれないと普通に右の道行っちゃいそうですもん。

言った傍からまた狭くなるのか・・・。

いいだろう。

どこまでも付き合ってやるぜ。

ここで僕が今回挑む峠の名を紹介しましょう。

開かずの国道と名高く、フルで空いても6か月間と1年の半分が閉ざされているこの峠。

楢峠(ならとうげ)

酷道界隈には広くその名を知られるメジャー物件。

僕もついに挑戦です!

全部遠い。

目的地が全部遠いよ。

それもそのはず、この辺りは飛騨山脈の西側に位置する地点。

北アルプスの片鱗を味わうことができるエリアです。

突然本気出してきたね。

いや、これを期待してここに足を踏み入れてるわけですよ。

こうでなくっちゃあ面白くない。

荒れた区間はずっと続くわけではなく、まともな区間も挟まります。

特に橋などの構造物があるところはきれいですね。

ウィークポイントこそ強化されているということでしょうか。

ここにきてヘアピンを現れました。

全体として勾配は緩やかなので、こういうところで高度を稼いでいるのでしょう。

こういう峠は一様にして長い。

攻略するのに時間がかかる峠です。

ヘアピンと轍草のコラボレーション

最高の構図だな。

我ながら素晴らしい写真だと思ってます。

これぞ酷道の醍醐味ですね。

高度を上げるとは言いつつ、まだまだ隣には沢を従えてますので、峠としては下のエリア。

この川は小鳥川(おどりがわ)という川ですが、一級河川神通川(じんつうがわ)の上流域名称である宮川(みやがわ)の最大の支流だそうです。

この時点では川というより沢って感じですが。

一瞬ダート。

車の汚れなど気にしていたらこんな趣味やってられません。

派手に乗り越えていきます。

おそらく砂防ダムと思うんですが、いまいちよくわからない構造物。

現地では把握してたかもしれませんが・・・。

本当になんだあれ・・・。

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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