越前西部2号林道 後編
この「青い」以外の情報がほとんどない看板から、林道はいよいよ最終局面を迎えます。
基本的にずっと尾根を進む越前西部2号林道。
どうやってゴールにたどり着くのでしょうか。
そういえば、少し尾根から離れたような気もします。
しかし尾根が細ければどちらかの斜面に寄るのはよくあること。
さして気にもせず進んでいます。
おおお、美しい!
林道の景色として最高に映えてますね。
これが林道に求める景色だよね。
あ、観光林道って意味ですよ。
ヤバいところはヤバいところの美しさがありますから(笑。
なんか山奥へ上る階段がありました。
これも城山への登山道の一部なのでしょうか。
にしてもめちゃくちゃ急だな。
観光用なのか登山道なのか見分けがつきません。
林道で時々ある、
なんでここだけガードレール無いんだろう区間
ストレートだからかなぁ。
怖いもんは怖いんですけど。
同じ道、それも数10mでこの違いが林道の良さ。
落石はありますけどアスファルトは綺麗なもんです。
よほど飛ばさなければパンクの心配もないでしょう。
林道らしいワイルドな切り通しを抜けて道は下っていきます。
尾根自体が下ってきているのもありますが、やはり斜面に張り付きだしたのでしょう。
尾根から離れた印象があります。
落石は相変わらずありますが、ちゃんと時折整備されているという状況です。
じゃなければおそらくここは路面いっぱいに落石があふれているという状況になっていることでしょう。
さすが併用林道、一般車にも優しい設計です。
越前西部はあまり知られていませんが、海から山が直立するような地形となっているため、古くから交通不便地でした。
いわゆる丹生山地(にゅうさんち)が日本海と福井平野を隔てていたのです。
この越前西部林道はまさにこの丹生山地の縦走路と言えるルートを取っています。
もちろん山頂には至りませんが、尾根沿いを進む。
修験道も盛んだったこの地ですから、山伏と同じ道を進んでいると思うと感慨深いものがあります。
急に林道らしくなったな。
まぁこの程度の倒木は林道の日常ですから。
文句言わずよけて通りましょう。
これはもう下りてきたと言って過言ないでしょう。
現役なのか休耕田なのか怪しい田畑の脇をかすめます。
これだけ整ってたら現役かな。
植林を始めてみて、林道としての本文を取り戻していますね。
石垣代わりの蛇篭がいかにも林道らしい。
強度としては弱いんでしょうが、林道ならこれもOKです。
名残惜しい気はしますが、終わりの気配がしています。
これまで聞こえてこなかった車両の音が聞こえてきました。
さぁどこに出るか。
こんなに起点を明記してもらえている林道も珍しい。
福井県道19号武生米ノ線(たけふこめのせん・レポ未)
そういやこの県道良く出る割に、ここ自体はレポしてないな。
峠も隧道も少ない優良路線ということで。
越前西部林道の中堅、2号林道。
尾根沿いの道は美しく、特にサンセットがおすすめです。
下るのも街灯はありませんが、そこまで苦労する道ではないでしょう。
しかし、次の道は一筋縄ではいかないようで・・・。
以上、越前西部2号林道編
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