旧国道8号第11弾 坂井ー福井 中編

さて、ここから再び南下を開始します。
代わり映えはしませんが、それが旧道というもの。
そこに楽しみを見出すのがマニアというものですよ。
旧道とはいえさすが主要地方道。
片側1や線をキープしたまま南下します。
ここは旧町域でいうと、吉田郡森田町(よしだぐんもりたちょう)です。
1967年に福井市に吸収合併となっています。

ちなみに奥の青看の交差点は福井県道29号福井金津線の旧道。
まぁこっちも指定は残っていますが。
ここは道が広いので違和感を感じませんが、銀行が残っている古い道は旧道の可能性が高いです。
これは結構当たるので、個人的には信頼度高めですね。
なかなか旧道の雰囲気が漂ってまいりました。
こういう景色いいですね。
そしてここで旧森田町から福井市へ舞台を移します。
それにふさわしい場面転換。
福井が全国に誇る大河の登場です。

九頭竜川(くずりゅうがわ)

その名前の印象もあり、比較的知られた河川かと思います。
その流域面積はなんと福井県の70%を占めます。
嶺北地方が福井県の70%ほどなので、嶺北の河川はほぼ全て九頭竜川に注いでいるといっても過言ではないかも。
もちろん、海岸近くの小さい川は別ですけどね。
そしてこの3連アーチの巨大橋。
なんと河川名を橋名に冠しています。

九頭竜橋(くずりゅうはし)

まぁ現国道8号には「福井大橋(ふくいおおはし)」という象徴的な名前がつけられた橋が架かっているので、それには劣るかもしれませんが。
しかし河川名を冠す橋はやはり只者ではありません。
ここが旧国道8号だという素晴らしい証明です。
さて、旧来からの福井市のエリアに突入しました。
橋から脱出すると同時に福井県道111号舟橋松岡線(ふなはしまつおかせん・レポ未)が分かれます。
写真撮り忘れましたが。
若干築堤のような形となっている旧道。
やはり高規格ですね。
鯖江の西山公園付近を思い出す光景です。
さて、ここで道は二手に分かれます。
一見直進に見える道は福井市道。
福井県道128号福井停車場米松線(ふくいていしゃじょうよねまつせん・レポ未)を経由して国道8号に至ります。
この道も旧国道8号の疑惑ありですね・・・。

ちなみにその先で国道416号と交差します。
あまりの交通量で写真撮れませんでした。
今回は素直に右に曲がります。
そしてここから狭い片側2車線にレベルアップ!
街に入ってきました。

先程の分岐辺りからこの旧道は「フェニックス通り」という別名がつけられています。
福井市は度重なる災害からよみがえった不死鳥の町。
フェニックスの呼び名が街中の色んなところで見られます。
そしてここで踏み切りを渡ります。
これ、なんとJR北陸本線です。
これだけ交通量がある道と本線を名乗る鉄道が平面交差するのも珍しいといえば珍しい。
(間違えた!えちぜん鉄道三国芦原線(みくにあわらせん)でした!
鉄分が弱いにも程がある!
恥を晒しておきます!)
もちろん福井バイパスは高架で渡っていますよ。
福井で大きいコンサートといったらここ、フェニックスプラザ。
まぁサンドームというのもありますが。
ここにもフェニックスですね。
そしてここ、路面電車があります。

福井鉄道福武線(ふくいてつどうふくぶせん)

まぁそれほど珍しいものではない供用軌道ですが、やはり福井ではここが有名です。
というか確かここしかない・・・はず・・・。
あまり詳しくはありませんが、この光景はやはりいいものです。
大きな道にぶつかりました。
この道はさくら通りと呼ばれますが、県道としては2本に分かれており、ここがまさにその双方の終点。

左 福井県道114号吉野福井線
右 福井県道115号殿下福井線

    (でんかふくいせん・レポ未)


2本合わせて福井市の中心を横断する道の一つ。
こちらも車多いです・・・。
そしてここで福井県道30号は起点となり、道連れのたびは終わりです。
ここは右、直進が福井県道5号福井加賀線(ふくいががせん・レポ未)、左は福井県道11号福井停車場線(ふくいていしゃじょうせん)となります。
つまりここは全てが主要地方道の交差点、非常に大きな交差点です。
そして県庁所在地の中心部ということで、県道との交差点が連発します。
先の交差点で上で移動したばっかりの県道5号が左折となり、直進は別の県道の起点となっています。

福井県道28号福井朝日武生線

起点から旧国道だったんですね。
鯖江-武生間でもがっつりお世話になっている道です。
そしてここから、最終ステージが始まる!

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