第2次京都遠征第1弾 新童子橋 前編

京都府北部はかつて丹後国や丹波国と呼ばれ、畿内から山陰道に入る重要な交通の要衝でした。
都のある畿内から最も近い外国ということもあり、魑魅魍魎や妖怪の類の話が多い地域としても知られています。
その中でも最も有名なものはやはりアレ。

酒呑童子(しゅてんどうじ)伝説

まぁ概要としては大江山に住み着いた鬼の一団の棟梁、酒呑童子(しゅてんどうじ)は京都に下り貴族の姫を誘拐したり、若者を喰ったりと、悪行を重ねていました。
見かねた帝の命により、源頼光(みなもとの よりみつ)をトップに渡辺綱(わたなべ つな)を首領とする四天王を引き連れて鬼退治に行きました。
その四天王の一人がかの有名な金太郎こと坂田金時(さかたの きんとき)。
銀じゃないぞ!
こうして無事、酒呑童子は退治され部下の茨木童子(いばらきどうじ)は逃げ去りました。
その舞台こそが今回紹介する場所なのです。
レポスタート!

やってきました!

ここは京都府福知山市(ふくちやまし)。
2006年の合併までは加佐郡大江町(かさぐんおおえちょう)でした。
そう、大江。
大江山です!!


下の道は京都府道9号綾部大江宮津線(あやべおおえみやづせん・レポ未)。
主要地方道として宮津街道の別名を持っています。
ここを登れば大江山の奥地へ・・・。
鬼の洞窟や鬼嶽稲荷神社(おにたけいなりじんじゃ)、鬼の博物館があるようですが、あえてスルー!
そのはるか手前で車を停車させます。

怪しい階段・・・

こいつはどこへ僕を連れて行ってくれるのか。
ドキドキさせてくれるぜ・・・。

こいつが目的よ!!

いかにもな吊り橋!
これは行かなくてはなりません!!
アジサイに埋まる石畳の道。
さぁ行くとしましょう・・・。
廃道みたいだ・・・。
廃遊歩道なんじゃないかというくらい整備がされていません。
アジサイが覆いかぶさって道を塞いでいます。
下草も刈られていないので蛇が恐いレベル。
まぁ歩けますけど・・・。
日の当たる区間を抜けると新展開。
森へ入るようです。
手前には街灯もついて、遊歩道として生きている感じがありますね。

めっちゃいい道やん!!

序盤の荒れ具合はなんだったのかというほど綺麗な道。
石畳も歩きやすく、御老人でも余裕でいけそうです。
気持ちいいぞ!
小洒落た街灯完備の遊歩道。
でもさすがに街灯が必要な暗さにここは恐いだろ。
鬼の里ですぜ、ここ。
遊歩道としては相当出来がいい。
石畳が景色と素晴らしくマッチしてます。
吊り橋探して存外にいい道を見つけちゃったよ。
これだけでも十分好きな道です。

いい!!

地形にそって上へ下へ右へ左へとうねる道。
こういう道が好きです。
現代的な直進路も悪くないですが、やはりこういう風景に惹かれます。
それが新しかろうが古かろうが、いいものはいいのです。
洗い越しまで完備かよ・・・。
ホントレベル高いな。
むしろ徒歩道だから渡渉かな。
粟野水力発電所張りの尻がなくなるウォータースライダー!
うちの坊主もさすがにやろうとはしなかったな・・・。
なんか開けてきました。
これは何かがある予感。
左には公衆トイレまで。
いよいよか・・・?

美多良志荒神社(みたらしあらがみ)

鬼退治に寄与した神の使いの二匹の白い犬を祭る神社だそうです。
「みたらし」は「御照らし」
鬼が妖術で姿を消していたところを、この犬が神の光を照らし姿を消せなくしたんだそうです。
色々あるねぇ。
他にも色々あるこの遊歩道。
しかしここが中間地点であることは間違いありません。
ここはちょっと手が入ってますね。
お庭の雰囲気です。
観光地の香りがします。
休憩の東屋まで完備です。
ここを離れてみてみると・・・、

目的のブツ!!

渡るのは後編にて!!

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