第2次京都遠征第1弾 新童子橋 後編
遠目からも分かる。
ええ橋や。
さぁ渡るとしましょう。
鳥居型の主塔と相まって、非常によく景色となじんでいます。
奥の無名峰が、いい味出してますね。
足元は重厚。
いい味出てます。
床版が木製というのも好感が持てます。
新童子橋(しんどうじばし)
明らかに旧橋がある橋名ですが、旧橋の情報は残念ながら調べが及びませんでした。
もうちょっと机上調査を継続しますが、恐らく残っていることはないでしょう。
それは立地からも明らかです。
23年前か。
結構経ってるな。
オリジナルの童子橋、見てみたいなぁ。
さて、渡るとしますか。
この瞬間はどんな橋でもドキドキします。
そしてこの橋の特徴がこれ。
そして旧橋は現存しないとする仮説の根拠でもあります。
吊り橋の下に府道!!
前編で入り口として紹介した府道。
京都府道9号綾部大江宮津線
つまり福知山方面からこの吊り橋を目指した場合、必ずこの橋を目にすることとなります。
旧橋も同じように渡っていたとしたら、必ず目に付くはずなのです。
それがないということはやはり同じ場所にあり撤去されたと考えるのが無難かと。
まぁ現役府道の上に廃橋は危ないわな。
そして真上からは物が落ちないようにフェンスがはってありました。
落とした人いたんだろうなぁ。
乗り出して撮影してデジカメやらスマホやら。
若しくはもっと悪い人は意図的にやれそうだもんね・・・。
案外高いな・・・。
下から見上げた写真を撮り忘れたのが悔やまれます。
まぁ現地に行けば誰でも簡単に撮れるので、行ってみてのお楽しみということで。
なかなかの高度感!
対岸に道の雰囲気が全く見えないのが気になりますが、そこへ突っ込む吊り橋にも相当インパクトがあります。
いいわぁ。
高所恐怖症の人は絶対ダメなやつですわ。
振り返ればこちらも道はないな・・・。
夏は遠くから山肌に道を見つけるのが困難な季節ですね。
しかし山と橋しかないこの景色。
素晴らしいですね。
しかしこの山が気になる。
非常になだらかながら綺麗な円錐形。
名前は知られていないようですが、非常に絵になります。
この橋とのコラボがベストだね。
そうこうしているうちに樹冠が近づいてきました。
もうそろそろ対岸です。
到着!
でっかいアンカーが出迎えてくれましたよ。
さぁ周りはどうなってるかな?
やっぱりね・・・。
恐らく川底へ至る道なんでしょうが、崩壊という事前情報どおりでした。
まぁ今日はこの橋が目的。
無理するところではありません。
下を流れる川は二瀬川(ふたせがわ)。
由良川(ゆらがわ)水系宮川(みやがわ)の支流です。
この辺は伊勢峠でも触れた元伊勢の伝説が残る地域。
丹波の国なので、伊勢峠の前ですかね・・・?
内宮下宮や五十鈴川などもあり、三重県と錯覚しそうになりますね。
ワイヤーと鉄塔以外は完全に木造です。
このこだわりがいいですね。
この辺りの二瀬川は二瀬川渓流と呼ばれる観光地域。
このような気遣いは大事です。
鬼の里にかかる雄大な吊り橋。
その姿は今も山への畏敬の念を感じる素晴らしいものでした。
吊り橋とはこうあるべきですね。
大江山にお越しの再は是非どうぞ!
以上、新童子橋編
0コメント