花折峠

久々やってきました。
鯖街道の峠シリーズ。
今回はその中でもトップクラスに有名な峠を御紹介します。
つうかここまだやってなかったんだ・・・。

花折峠(はなおれとうげ)

その優美で、想像掻き立てる名前。
現鯖街道である国道367号の最高標高地点。
その姿を是非ご覧ください!
レポスタート!

雪景色

福井の雪はやばかったけど、滋賀の雪を甘く見てましたよ。
毎年こんな積もってましたっけ?
今年が異常なのかな・・・?

なんにせよ、予想以上の雪に囲まれながら走っているのは国道367号。
現代の鯖街道です。
峠なので当然山道ですが、非常に道幅が広いので走りやすいです。
交通量も多く撮影に苦労するレベル。
けっこう人気の高い道です。
実はこの花折峠には旧道があります。
未舗装で草ぼうぼうだったのを無理やり歩き抜いたのが10年前。
現在はご覧のとおり雪に埋もれています。
本当はこっちに行きたかった・・・。

入り口は矢印の反射板の隣くらいにあります。
最近では立派な看板も立ってるので、気にしていれば見落とさないでしょう。
この雪の中に突っ込むのは自殺行為と判断し、潔く現道のレポにシフトチェンジ。
今年はこういう間が悪い年になるのかな・・・。
非常に大きなヘアピン!
道の規模がうかがえます!
ここからは旧道から見ると新道ということになりますが、非常に大きく特徴的なヘアピンを2連続で重ねる線形をしています。
新道でこういう道は案外少ないんですよね。
非常に潔い線形で、僕の花折峠のイメージはこのヘアピンです。
1つ目から2つ目のヘアピンに移る場面。
Rの大きなヘアピンも嫌いじゃありませんが、雪で全景を見渡せないのは痛いところですね・・・。
2回目のヘアピンも近くの景色は変わりません。
しかし大きく変わるのが・・・、
遠景はやはり2段目のほうが上!
新しい花折峠の標高は約500m。
もともと丹波高地の真っ只中なので標高は高いですが、その中でも高い部類です。
素晴らしい景色。
峠手前には観月という喫茶店(?)がありました。
埋もれてますが、営業はしている様子。
名前のとおり、観月台もあり非常にお洒落な空間のようです。
そしてこれが現在の花折峠。

花折トンネル(はなおれトンネル)

かつて葛川明王院(かつらがわみょうおういうん)に参拝する人が、峠で樒を手折ったことがその名の由来とされる峠名を引き継いでいます。
1975年竣工のミドル世代。
意外と年いってます。
抜けた先は意外と普通。
一種の片峠ですね。

全く峠らしくない!!

ここからは葛川(かつらがわ)、朽木(くつき)と安曇川(あどがわ)に沿ってほぼ真っ直ぐに北上していきます。
次の峠は檜峠ですね。
もちろん川沿いなので多少くねくねはしますし、旧道もちらほらですが、今日は完全に雪の下ですからね。
春待ちです。
葛川坂下町(かつらがわさかしたまち)という如何にも峠下という名前の集落に入り、このレポはここで終了。
この辺り地味に遠いんだよね。
旧道群はまた機会を見つけて訪れたいもんですが、意外となので・・・。
まぁこの辺ネタは山ほどありますから、遠征組んで一気に回るのがよさそうですね。

以上、花折峠編

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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