高倉峠 草靡く峠編
雲に覆われた峠までのアプローチ。
少しずつその全貌が明らかになっていきます。
尾根と空のスカイラインが見えてきましたが、勾配はトラバースに近いこの峠。
気持ちは急きますが、道筋は常識どおりに谷をへつります。
焦っちゃダメ。
じっくり行きましょう。
走りやすいけど怖い!!
一寸先は空。
急に対向車が来たらと考えると恐ろしい場面です。
左側が怖い理由は高いだけではありません。
このように藪に隠れてればいいんですが・・・、
路肩がなだらかに崩れてる・・・。
ひびだらけな上に部分的には抜け落ちてます。
崖側には絶対よっちゃいけません・・・。
比較的マシな区間で撮影。
ここから再び雲に突入したらしく視界が利きません。
本当に十分な注意が必要です。
この峠直前の区間こそが永らく続いた通行止めの原因。
今もその傷跡は残っています。
白い景色の先に霞む峠の風景。
非常に幻想的で印象的な光景です。
高倉峠の象徴の峠碑
以前来たときは快晴だったのでまるで雰囲気が違います。
当時は靡く草がここまでの苦労を癒すかのようでしたが、今はただ不安を駆り立てるようです。
今庄町(いまじょうちょう)は平成の大合併で南条郡南越前町(なんじょうぐんみなみえちぜんちょう)となった自治体です。
敦賀市とはお隣同士でした。
2005年合併なのでもう10年以上経つんですね。
今庄町を知らない大人が出てくるのももうすぐかも・・・。
ちなみにここまでは岐阜県揖斐郡揖斐川町(いびぐんいびがわちょう)です。
ここもけっこう広い自治体ですね・・・。
ちなみに南越前町から直接岐阜県に入れる唯一の道が、この林道塚線だったりします。
笹薮生い茂る高倉峠。
草靡く姿が非常に印象的です。
晴れていれば景観に非常に優れる峠として有名で、ツーリングやドライブでも人気の峠です。
しかし今日はその姿も不気味さを湛えています。
雲に沈む高倉峠。
これはこれでこの道の顔の一つなんでしょう。
また一つこの道の魅力が増えましたね。
さてそれじゃあ、峠の本分。
登ったら下らなきゃね。
ちなみに探索は夏ですが、半袖ではかなり寒かったです。
これ雲の下は大丈夫だろうな・・・。
吸い込まれそうな景色の中、慎重にハンドルを握ります。
こういう場合くだりのほうが絶対怖い。
思いがけずスピードが出れば、非常に焦ることになります。
なんか写真がぶれてるのかぶれてないのかよく分からんな・・・。
とりあえず非常に気を使う道です。
見た目どおり左には寄りたくありません。
さて、そろそろ下りに集中しましょう。
ワンミスで命とりなんですから。
集中しなければ。
ちなみに峠道としては若干福井県側の方が長いです。
まぁ最も塚線のみの長さですので、塚冠山線も含めば岐阜側の方が長くなりますが。
そして地図で見る限り福井側の方が穏やかな印象です。
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