高倉峠 常識を疑え編

駒止めの先に霞む平野は今庄の街。
しかしまるっきり平野に見えますが、これは雲海の見せるマジック。
実際は低山や丘が入り乱れる地形です。

雲が晴れたほうが怖いな・・・

下が見えちゃうよ・・・!
時折、広い場所が現れるようになってきました。
こちら側のほうが地形に余地があるということでしょうかね。
駐車場としても利用されているようです。
峠にもスペースがあるので、金草岳への登山の駐車場にも使われているようですね。

ちなみにこのあたり、とある地名がついています。
その名も・・・、

ウソ峠(うそとうげ)


ややピーク気味になっているのがその理由ですが、実際この辺りから分岐する林道は多く迷い込むとそこそこ厄介なことになります。
いやちょっと迷わされたい気も・・・、

霞む山肌に刻まれた道筋

こういう線形を楽しむのも林道の醍醐味ですよね。
けっこう線形オタクなとこあるんですよ。
まぁヘアピンカーブ好きをこんなけ謳ってれば、既に気付かれてるかもしれませんが。
あまり雨が降っていた印象はないんですが、なかなかの水量。
まぁ山の天気は平地とは違いますからね。
豪快な切通し。
いかにも林道らしい風景で好きな景色です。
カーブミラーがついてるのもポイント高いですね。
15年ほど前までこの道はダートの林道でした。
その時代を僕は知りませんが、いかにすごい道だったかは想像に難くありません。
走ってみたかったなぁ。
セレナちゃんではいやですが。
この道のいいところは勾配がきついところがほとんどないということ。
もちろん瞬間的に勾配が上がることはありますが、それもほんの一時のもの。
距離を犠牲に勾配をなくす道の典型例です。
違う意味でドキドキ。
天狗に化かされてないだろうな。
ようやく下りを実感できる区間に入ってきました。
植生は激しくなり、麓に近い印象になってきました。

ここまでで最大規模の落石

剥離しやすい地質なんですかね。
さすがにこの規模の落石が当たったら痛いじゃすまんでしょう。
早めに通り抜けます。
福井側では最も荒れていた区間かもしれません。
湧水が滝となって道の上を流れていました。
道自体にも溝ができ、川のような状態に。
自然発生的な洗い越しですね。

落石の轍

林道ならではの光景です。
こういう場所はただひとつ、パンクしないように細心の注意を。
石の鋭さを甘く見てはいけません。
下るほどに道が荒れるって新しい展開だな。
普通登れば登るほど荒れるもんなんですが。
この先なんかあるのか・・・?
比較的穏やかな箇所に入りましたが、油断はできません。
もう既に冠山分岐よりも標高は低い場所に位置していますが、心がまだ警告を発しています。
この道はまだこれで終わりではないと。
ひしゃげたガードレール・・・。
このあたりは全国屈指の豪雪地帯。
冬場は想像できないほどの量の積雪に見舞われます。
そこに挑む人間もいるんだもんなぁ。
人間て凄いわ・・・。
いい感じでくねってます。
しかしいまいち景色に変化がないな・・・。
霧のせいで山肌の変化が乏しいってのもありますが。
左の彼は・・・廃車か・・・?
にしてもまだまだ若そうですが。
実はかなり夕暮れが迫っていて、家族のご機嫌のことも考えるとここでとまって入られなかったのです。
家内安全・・・。

だんだん人の気配が近づいてきた!!

・・・全部廃だけど・・・

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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