石川遠征第5弾 真浦隧道 後編
絶壁に一筋の道。
この道を造るのは容易ではなかったことが想像されます。
人ひとり分の通行しか許さない狭さ。
大きな荷物を背負ってる時にはご遠慮させていただきたい。
インディージョーンズか!!
見た目通りです。
めっちゃ狭い。
これでもっと高さがあればもっと慎重にならざるを得ませんが、このくらいなら躊躇なく通れます。
遊歩道と呼ぶにはあまりにもスパルタンな平場。
この先の展開に胸が熱くなります。
は???
ちょっと待て!
整備するところおかしいだろ!!
この遊歩道の顔をした道はあの断崖絶壁の道を通らないと辿り着けないはず。
せめてそっちに手すりくらい・・・。
あ、手すりつけたら通れないのか。
いや待て、ここが旧道だったとしたら当然反対側にも道はあるはず。
そちらが正しい入口で、あっちは裏口なのかもしれません。
明らかに後付のコンクリート橋。
もともとは木橋だったんでしょうか。
こんな立地じゃしょっちゅう流失しそうですが・・・。
綱渡りの様に地形的にギリギリの選択で道は続いていきます。
というかいつ途切れても全く不思議ではない状態。
むしろよく持ってる方だとさえ言えます。
そしてついに道は海と同じ高さに。
あの手この手でどうにか道は続いています。
しかしここ以外に道はなく。
ここより上には崩れやすい海食洞を含む岩場しかないのです。
活路はここしかない!!
これ以上なく簡素な橋。
もし壊れてもすぐ直せるという意味ではこれがちょうどいいのでしょう。
そしてこの橋を渡った直後、ついに道は途切れました。
まぁむしろよく持った方でしょう。
ここからはワープして回りこむしかありません。
ワープ!!!
トンネルを抜けた先にはもう現道が見えていました。
ゴールは近いですが、僕はまだ振り返らなければなりません。
・・・道なくねぇか・・・?
ここより現道側からの分岐はありえなさそう。
なんせ海と道の距離がもう0です。
一瞬色めき立ちましたが、これはフィッシャーマンズロード。
見える範囲で道は終わっていました。
結構頑張って探しましたが、今回の探索では「無かった」というのが結論です。
桟橋かなんかだったのかなあ。
ここは時間があればもっと探りたい場所でした。
フェンスの裏側から出る瞬間て、割とドキドキしますよね。
こっちから入ったわけじゃないんですが、やっぱりびくびくしちゃいます。
人目のチェック、重要です。
脱出完了。
さて、戻るとしますか。
逢坂隧道西口。
青看板ではトンネルなのね。
それなりに長い旧道でしたが新トンネルなら一足飛びで通過できます。
幾許かの謎は残しましたが、概ね旧道区間はコンプリート。
旧旧道については机上調査を進めるとしましょう。
以上、真浦隧道編
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