石川遠征第3弾 山田川橋梁 前編

国道249号のと鉄道跡は基本的に並走しています。
そんな仲良しの道と線路跡が大きく離れる場所が2カ所あります。
1か所は能登町の九十九湾(つくもわん)付近ですが、ここは旧道が存在ししっかりと寄り添っています。

そしてもう一ヶ所が前回紹介した曽山峠区間。
やはり勾配に弱い鉄道。
海沿いを迂回しています。

その曽山峠から降りてきた国道と海沿いを迂回したのと鉄道が再び出会う場所が今回紹介する場所。
のと鉄道関連は今回取り上げないつもりでしたが、ダメでした。
これは素通りできません!
レポスタート!

能登町には巨人でも現れるんですか?

もちろんこれはのと鉄道の築堤。
しかしこれだけの規模の築堤がまちを横断している光景は福井ではまず見られない景色です。
しかもそれが廃線だってんだから余計堪りません。
今回の石川遠征の中で、もっとも印象深く記憶に残っている景色です。

架道橋

築堤の下に道を通すための切り通し。
しかしこれだけ印象的なものはあまり記憶にありません。
後年拓かれたであろう現道の切通し。
親子で言えばこっちが子のはずですが、やはり大きさ的にね・・・。


そしてこんなの見せられたら我慢できないのは仕方ないですよね。
オブローダーならわかってもらえるはず。

そりゃ登るよね。

ご近所と思しきおじさんにものすごい怪訝な目で見られても知ったことか!
この築堤は登らなきゃいけない類の奴や!!
ご覧のとおり登ったところで左には絶対いけません。
走り幅跳びの選手でも連れてこなきゃ無理でしょうね。
この上にガーダーが架かっていた頃を想像すると本当にゲートを連想するでしょう。
ここは市境の峠から下って能登町に入る正にその場所。
位置的にもふさわしい光景です。
さてこの築堤から南を見ると川が視界に入ります。
この川は国道249号の傍らを流れているので、当然廃線はこの川も渡らねばなりません。
ということは、ありますよね。

廃橋!!

廃橋の前に合ったこの部材は難でしょうか。

単に入れなくするものなのか、もともと廃橋の一部だったのか。

後者は夢がありますが、おそらく前者でしょうね。

かなりツタが絡まっていますが、構造的にはまだまだ頑強そうです。

渡るのに不安を覚えるレベルではありません。

天然の落とし穴はありますけどね。

これ上かれたツタが乗ってるだけですからね。

どんなに体重軽くても一発アウトですよ。

慎重に行きましょう慎重に。

天国と地獄の境目はなかなか曖昧です。

しかしまあきっちり見極めれば落ちることはありません。

ふひょおおおぉぉぉぉ

こいつは思わず変な声が出るな・・・。

平均台渡りやめっちゃ揺れる吊り橋ってのは経験済みですが、こんだけ足元丸見えの橋ってのは初体験です。

それほど高くはないですが、やはり嫌なもんですね。

かといってこっちよりは安心ですよね・・・。

ここならまず落ちないし・・・。

パッと見3本の梁があるように見えますが、

実際僕があるいている部分は横材が張り出しているだけで梁はありません。

これは明らかに後付ですよね。

廃止後に何らかの理由で付けられたものだと思われます。


まぁ何が言いたいかっていうと、

支えてる横材が案外細いので怖い。

おかげで結構橋梁全体の重量が川下側に寄ってるよ・・・。

渡る川の名。

山田川(やまだがわ)

自らの水系を持つ川。

つまりは山田川水系の本流という言い方もできます。

小さいですが。

曽山峠付近を源流として一緒に下ってきた愛着のある川です。

おおよそ中間部に到達!

振り返って撮影してます。

そしてだんだんこの橋を渡った後が気になってきました。

少し長くなりそうなので・・・、

後編へ!

この道往けば act2

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