三重遠征第1弾 松崎橋 後編

現れ出でしはコンクリート欄干の渋い橋。
なるほど、確かにいい橋です。

松崎橋(まつさきはし)

うん、やっぱり渋い。
しかし僕は前編で変態を巡ると言いました。
ここは変態どころか、老紳士といった雰囲気じゃなかろうか。

・・・読めん・・・。

いわゆる変体仮名。
帰宅後「ま」と「さ」と「き」がどうにか判別できましたので、上記の読みとさせていただきました。
まは「満」、さは「左」、きは「起」を母字としたもののようです。
う~ん、奥深い。

しかし別に変体と変態をかけてるわけじゃありません。
こんなのはよくあります。

欄干オシャレだ・・・。

この橋に変態性など微塵も感じられない・・・。
大正浪漫感じる名橋じゃないか!
誰だ変態なんて言ったやつ!!

「は」のスペース無いと思ったらそこに行ってのか!!

しかもなぜか「は」だけ変体のまま。
これは「者」を母字とした変体仮名ですね。

昭和9年竣工

戦前橋はやっぱりいい!
大正浪漫の香りがしますね。

ちなみに親柱に河川名はありませんが、三渡川(みわたりかわ)の支流(用水?)に架かっているようです。
その横には水路橋(?)の様なものがありました。
これもなかなか素敵なお姿。
こちらもぜひ拝見しておきましょう。
水道橋から見た松崎橋。
横から見るとけっこう剛健ですな・・・。

そして・・・案外深いなココ。
長靴履いてきたけど、そんなレベルじゃなさそうな気がする・・・。
橋側面の隙間へ移動。
橋脚と桁のバランスが見事です。

みごと・・・

・・・ん??

な、なんじゃあこりゃぁあああ!!

cv:松田勇作

(おろろんさんごめんなさい(笑))

木製梁材!!

しかし・・・なんでそこだけ木製なの??
こんだけ頑強にコンクリで固めてるのに、人間でいえば骨盤と股関節に当たる橋脚と桁の間、近代橋で行けばヒンジが置かれる重要部位になぜ木材!?
いやぁビビった。
しかもなんだあの華奢な橋脚。
本当にちゃんと支えてんのか心配になるな・・・。

こいつはただの老紳士じゃなかった。
老紳士の皮をかぶった変態紳士や!!
惜しむらくは下から撮りたかったなぁ・・・。

松崎橋

こいつは変態だ。
この上を走るときは今後、ちょっとドキドキしてやってください(笑。
さて、松崎橋を過ぎても当然県道は続きます。
そして相変わらずこの道幅。
ドキドキが止まりません。

松ヶ崎神社といういかにも歴史ありげな神社の横を抜けていきます。

きっとかなり昔からあそこには橋が架かっていたのでしょうね。

こっわ

これ夜見たら相当怖いぞ。

某有名オブローダーのシリーズでもありますが、なんでこんな怖いんだろう。

人形ってやっぱり不気味よね。

潮の香りがすると思ったら海が近づいてきていました。

松崎橋は河口付近の橋だったということですね。

奥にゴール付近の国道23号、三渡大橋(みわたりおおはし)が見えてきました。

ゴールは近いぞ!!

あとは一直線!!

片側1車線なんて久しぶりだぜ!!

最後に国道23号をくぐります。

真のゴールはその奥の国道42号。


ちなみに国道23号と42号は三渡大橋北詰で合流します。

そして国道42号は百井別れよろしく、国道23号伊勢方面に向けて340度ほど方向転換することとなります。

まぁ重複なので一般の方はほとんど気づかないでしょうが・・・。

つまりこの県道はわざわざゴールである国道42号(国道23号に重複中)をくぐって、より遠くにある同国道に接続しているということになります。

ややこしいなぁ。

右側に旧道もあるし、この写真1枚でどんだけ語ればいいんだよ・・・。

そしてようやくゴール。

国道42号に戻ってまいりました。

役割としては海沿いの集落の交通補完ですかね。

これが三重県道699号の全図と松崎橋の位置になります。

こうしてみるとなかなか不思議なルーティングしてますね。

やはり海沿いの為なのか・・・。


何はともあれ、まずは一つ目の変態をご紹介できました。

ちなみに、まだまだ行きますぜ!!


まずは、松崎橋編

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