第2次岐阜遠征第1弾 冠山峠 冠山峠の秘め事編
うねうねと山の奥深くへ割り込んでいく舗装林道。
前回から続く危なっかしい道は、安定の心細さで続いていきます。
林道冠山峠はこの夏ごろまで通行止めでした。
去年の冬季通行止め前から通れなかったので、実に10か月近く開かずの林道となっていた事になります。
その原因がおそらくあれでしょう。
けっこうな頻度で崩れています。
だんだん周りが固められてきた。
こいつはいよいよヤバい。
崩れやすい地層に入ってきたってことか。
鬱蒼という言葉が似合う山の中。
その中に一ヶ所、禿を見つけました。
壁紙が剥がれたようなその部分・・・。
さっき通った道だよなぁ。
あのデカい岩肌があんなに小さく見える距離まで登ってきました。
羽川の源流のうちの一本が暗渠として道路下に流れていました。
恐らくこの川が初めて出合う人工構造物でしょう。
ここから日本海に流れるまでの最初の出会い。
なんか新鮮です。
来た道が見えれば見えれば、当然行く道も見えます。
斜面にへばりついているのはこれから走るので、心の準備が必要です。
石垣やっべえ
玉石練り積み(たまいしねりづみ)という積み方で構築されているこの石垣。
空積みや布積みより近代的な工法ですし、強度も高いでしょう。
しかしこの規模のものはなかなかお目にかかれません。
市街地の公園とかにあるよね。
石垣上から先を見る。
こんな場所であれを積み上げる苦労は計り知れないものがあります。
道づくりって時々、狂気の沙汰なんじゃないかってところで作業するからね。
ダムなんかもそうなんでしょうけど。
石垣がないとこうなるわけです。
どんどん路肩が削れて、最終的に道路下に空洞ができてしまう。
まぁ根本的に土砂崩れ防止ってのもあるでしょうし、谷を埋めてたのかもしれませんが。
この辺りは峠密集地帯。
冠山と金草岳の間だけでもご覧の通り、3つもの峠が存在しています。
そのうちの真ん中を今回ぶち抜くわけですね。
左の今にも崩れそうな斜面にビビりながらも先へ進みます!
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