第2次岐阜遠征第1弾 冠山峠 その時は訪れる編
左側が森から岩肌に変わってきました。
しかしその分、ここより上に見えるものが減ってきています。
つまりは峠が近づいてきたということ。
あと少しか?
この一本松いいなぁ。
個人的には冠山峠の主だと思っています。
ここに道が無かったころから、この岩の上に立っていたのでしょう。
この変化に何を想っているのでしょうか。
雪国ではよく見られるずり下げられたガードレール。
今もずり下げられてる真っ最中かな。
もう降ってるらしいですよ。
これ、だんだんえげつなくなってきてないか。
これもし落ちたらどうなるんだ?
ノンストップどころか、どこにもあたらないんじゃないか?
眼下には蛇のようにうねるここまでの道。
よくまぁ、ここまできたもんだ。
景色が荒々しさを増しているということは、道もその姿を維持するのが大変になっているということです。
小規模な落石が目につきだしました。
当たる確率は低いでしょうが、早めに通り抜けてしまいましょう。
この辺りが全体通して一番危険な区間かと思われます。
こうなっちゃえば安心なんだけどね。
目の前が明るいとこってのは基本怖い。
ようやく安定した地面を探り当てたようです。
やはり僕は照葉樹林帯が好き。
この豊かな森は植林地帯にはない魅力があります。
もちろんその分危険も多いですし、もっとオブロードな探索では「嫌いだ!」って叫ぶこともありますが。
この豊かな植生が日本の原風景。
日本の森を感じます。
右側がヤバいらしい。
路肩崩壊の前兆ですね。
わかります。
この冬の積雪次第で来年は通行止めの原因となりそうですね・・・。
気持ちのいい森区間はここまで登ってきた者たちへのご褒美のように続いていました。
まぁこればっかりでも飽きますが、なにせずっと崖と隣り合わせでしたから。
そしておそらくここが最後の沢。
暗渠で跨ぐのは全て足羽川(あすわがわ)の支流です。
つまりはぼちぼち上り詰めたということ。
最終ステージに入りました。
空気は高原のそれに近くなり、下界とは一線を画します。
初秋の空は若干ガスってましたが、それでも十分深呼吸したくなるほど清冽でした。
さすがにクライマックス間近。
落石もお出迎えですよ。
最後まで気は抜けません。
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