西津橋
改修された!
木製電柱を引き連れて現れやがった!
こいつは見せ方を分かっているな、さすがベテランだ。
西津橋(にしづはし)
この橋が本日の主役となります。
やっぱこの木製電柱いい味出してるなぁ。
夜見たらちょっと怖そうだけど、ノスタルジックです。
こういう景色大好き。
大手橋と瓜二つですが、こっちは別の川です。
まぁ川下の景色はほぼ同じですからね。
直線距離で200m離れてませんから。
この区間はかつて酷道と呼ばれましたが、近年改修が進んでいます。
つまり旧道が・・・、あまりに多すぎるので1日かけてじっくりやらないといけないレベルです。
さて、そろそろ橋の方に目を向けましょう。
非常に豪華な親柱と欄干
この橋の重要度が見て取れます。
昭和14年2月竣工
やはり大手橋と同じ。
兄弟橋というより、双子橋と呼ぶべき存在です。
列記とした戦前橋、堪能させていただきましょう!
とはいえやはり西津橋には歩行者スペースは皆無。
今回も歩道橋からの観察とさせていただきます。
北から小浜市街地に入ろうとすると一番最初にわたるのがこの西津橋。
渡るのは人や車だけではないようです。
有効活用されてますね。
こちらも支えられてますね。
こういう工法だと思ってみても、やっぱりなんか不安ですよねこれ。
骨折した腕を支えてるようにしか見えない。
歩道橋の方が位置的に高いので、橋の下の方が見にくいのがちょっと残念。
まぁ橋の観察を目的に作られたわけじゃないですからね。
特異な使い方してるのはこっちなので、文句言える筋合いじゃないんですが。
これ、昔は欄干の上にさらに何かあったっぽいですね。
街灯的なものかしら。
ご存じの方、いらっしゃいましたらご教授ください。
欄干の内側にも船のような形の意匠がありますね。
弾丸ではないし船だろうな。
漢字的には船というより「舟」って感じか。
この歩道橋、これ以上低いとやっぱり問題があるんだろうなぁ。
やっぱ水に浸かっちゃうのかな。
増水したときに渡れないと困る位置ですしね。
日本ピーエスコンクリートKK
日本ピーエスは敦賀市に本社を置くPCコンクリート建造物の設計施工を行う会社です。
施工主と考えてよいでしょうね。
ただ不思議なのはこの株式会社日本ピーエス、昭和27年創業の会社なんですよね。
この竣工との13年の差はいったい何なのか。
そして最後のKKってなんだろう・・・?
前身の会社だってことか、改修を請け負ったってことか。
南詰に到着。
早速親柱のチェックです。
こちらは河川名。
こちらは平仮名。
そしてここで僕は大きな間違いに気づきました。
「にしづばし」ではなく「にしずばし」が正しいようでございます。
「津」って「す」とは読まんだろ!!
やっぱりこの橋をボンネットバスが走る光景が見てみたい。
そう思わせる橋でした。
完成当時の写真ないかなぁ・・・。
ここで西津橋は終了ですが、小浜市の新しいランドマークとなっている橋も通ってみましたのでご紹介しましょう。
ちょっとだけのスピンオフです。
北詰に回ってきました。
やはり巨大。
アーチ橋と吊り橋は形状としてどうしても目立つというのはありますが、それを抜きにしてもあまり高い建物のない小浜市でこのデカさは目を引きます。
こうのとり大橋は北川、多田川、そして下流で北川に合流する江古川(えこがわ)の3つの川を一跨ぎにします。
つまりは西津橋と城内橋の仕事を一人でこなしている出来る男。
さすが2007年竣工です。
遠くから見たとおりのニールセンローゼ橋。
この形式の橋やはりオシャレですね。
橋にはかなりの勾配が付けられています。
3本の川を越えねばならないので当然と言えば当然ですが。
後続車にあおられながらかろうじて撮影した西津橋。
この光景が見たかった!!
うん、僕は古い橋が好き。
でも・・・、新しい橋も吝かではないな。
以上、西津橋編+スピンオフこうのとり大橋編
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