第3次三重遠征第6弾 堀坂峠 中編
峠を越えると唐突に洗われた集落。
この地域では非常に重要な役割を果たしていた地区です。
与原(よはら)集落
実は前回終盤の飯福田地区やこの与原地区はすでに旧松阪市域の集落でした。
というより起点直後ですでに旧松阪市域に突入していたのです。
この辺りは旧嬉野町域に松阪市が大きく張り出していた地域だったのですが、そのような地域は大概そこにある集落が大きな意味を持っていたから。
ここも例外ではありません。
右 うしろ山
左 まつ坂
非常に古い道しるべにはそう書かれていました。
県道の行先は右なので、現在では「右 松阪」が正解です。
うしろ山というのは与原の南西に位置する後山(うしろやま)地区かと思われますが、現在は右にその道は徒歩道としてしか残っていません。
それもちょっと危ない感じで。
左の松阪への道は「与原峠古道」として、かろうじて現存しているそうです。
与原峠は堀坂峠の別名という理解で問題ありません。
非常に分岐の多い与原集落。
ここはこの辺りの交通の要衝となっていたのでしょう。
現在でも車道はもちろん、徒歩道はほとんどがこの与原地区が起点となっています。
そして与原地区を過ぎれば、いよいよその先の尾根は一つしかありません。
目指す場所はついに一つとなりました。
なかなか高い位置まで民家が続く高原型峠の様相を呈する堀坂峠。
標高は優に400mを越えています。
片側1車線の道幅を確保しながらではありますが、じわじわ勾配がきつくなってきました。
いよいよラストスパートか・・・。
ここにきて勾配が、けっこうえぐいレベルにまで来てるんですが。
ブレーキ分でないとそこそこの勢いで下がっていきます。
気を引き締めねば。
悲報、センターライン消失
すぐ復活はしますが、峠までは不安定と考えたほうがいいですね。
主要地方道の誇り2桁県道番号が泣いてるぞ。
道幅こそ広いですが、すっかり山の景色へと戻った周囲。
しかしその時は確実に近づいてきています。
再び、センターラインが消えました。
ここに来てまだ試練を与えようとするあたり、辺縁とはいえさすが紀伊山地の峠。
手を抜いてくれません。
幅員減少は最後のあがきか。
ついにその時が訪れます。
堀坂峠、着。
標高468m。
県道峠らしい峠です。
堀坂山への登山道の他に神社へ続く道もあります。
峠の祠だとしたら、僕が見たものの中で最大の立派さですが・・・。
どうやら神社のようですが、お名前も判明しませんでした。
あまりじっくり探ったわけでもなかったので、もしかしたら峠由来かも知れません。
なぜかじっくり見ようと思わなかったんですよねぇ・・・。
読めねぇ・・・。
やっぱサブカメラはダメだな・・・。
ここには与原峠古道と書かれていました。
堀坂峠の旧道、ここもいずれ行かねばなりません。
峠からの下り。
左は駐車場です。
なかなか広い駐車場でしたが、この日の利用者は僕一人でした。
登山シーズンはいっぱいになるのかな?
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