第3次三重遠征第2弾 桜峠(国道368号)

よくある名前の苦しみってありますよね。

僕は苗字も名前もよくある名前なので、病院でフルネームで名前を呼ばれても、同姓同名の人が結構います。
変わった名前への憧れは中2病的ですが、やはりありますよね。
名前呼ばれ間違われたことないもんなぁ。

そんな苦しみは峠にもあるようです。
今回紹介する峠の名前。

桜峠(さくらとうげ)

当ブログでも同じ三重県で国道422号同名峠を取り上げております。
全国でも三指に入るよくある名前の峠。
その中身はどうなのか、行ってみることとしましょう。
レポスタート!
遠くにワーレントラスを眺める、紀伊半島を感じる景色。
これが今回のレポのスタートとなりました。
アレが吊り橋ならもう一つ気持ちが弾みましたが、残念ながらあの橋を渡ることはありません。

勢和大橋(せいわおおはし)

三重県道429号佐原勢和松阪線(さはらせいわまつさかせん・レポ未)に架かる橋で、袂から今僕の走る道と一瞬重複し、すぐ南進します。
南進した先には世にも奇妙な区間があるので、ここもいずれ行ってみねば・・・。
ここがその勢和大橋の袂、こちらの進行方向からするとここで重複を離れることになります。
右が県道429号、直進は三重県道704号朝柄小片野線(あさがらおかたのせん)、そして左折が我らが国道です。

国道368号

伊賀市(いがし)から多気町(たきちょう)に至る路線で、何を隠そう終点からずっと辿ってここまでやってきました。
終点は女鬼隧道のすぐ近くだったりします。
三重県内に起終点がありますが、純三重県国道というわけではなく、微妙に奈良県宇陀郡御杖村(うだぐんみつえむら)を掠っていて、そこには国道の起点や道の駅まであったりします。
なかなか面白いやつです。
峠があるとは言いつつも、歩道完備の立派な道が伸びています。
田舎の国道としては整備が進んでいる方と言えますね。
目に見えて山が近づいてきました。
しかし峠の雰囲気はまだまだ感じられません。
そしてどんなけ真っ直ぐなんだ君は。
山間の国道でこれだけ真っ直ぐなストレートも珍しい。
スタート地点はセンターラインが消えた地点。
ここからは本当の意味での峠道が始まります!
とはいえセンターラインはよりレベルアップして復活します。
しかし山肌が迫り、いよいよ山へという雰囲気を感じます。
全体的に改良中らしく、まさに工事中の場所もありました。
必要とされてる国道っていいですよね。
明らかな旧道もあります。
ここは小規模なものですが、もしかしたらもっと大規模な旧道もあるのかもしれませんね。
この辺りも探ってみたいところです。
そして実はもう上り詰めちゃいました。
桜峠の標高は160m、もともと標高が高めのこの辺りでは登るほどのこともないというレベルですか。
峠手前には水準点がありました。
市境ということもあるんでしょうか。
峠には結構ありますね。

桜峠、着。

現在地である多気郡多気町(たきぐんたきちょう)と松阪市の市境に位置する峠。
大台ケ原山(おおだいがはらやま)から連なる台高山脈(だいこうさんみゃく)からの支峰のさらに末端に位置しています。
峠道自体は面白いところなく、普通の国道峠でした。
関峠並だな、こりゃ。
見ものだったのは一番最初の別の県道の勢和大橋だけか・・・。
松阪市側は平成の大合併で松阪市に吸収された町です。

飯南郡飯高町(いいなんぐんいいたかちょう)

もともと松阪市のほとんどの地域は飯南郡に属していましたが、この合併によって飯南という母体が子である松阪に食い取られるという逆転現象が起こっています。

最後にもいっちょトラスきた!!!


こちらもワーレントラスですね。

桜橋(さくらばし)

峠からの名前という非常に好感のもてるお名前。
福井にある同名の橋よりもスタイリッシュです。
竣工年などはわかりませんでしたが、それほど古くはなさそうです。
さてここで、今回の桜峠のレポは閉じさせていただきます。
しかし国道368号を辿るたびはまだ続きます。
この辺りは面白エリア。
いろいろあるのです。

こことかな!!!


以上、桜峠編

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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