由良谷川隧道

滋賀県天井川シリーズ第3弾!

今回はちゃんと旧東海道筋の天井川をご紹介したいと思います。
旧東海道は現在の市名で行くと、西から京都府→大津市→草津市→栗東市→湖南市→甲賀市→三重県と続いています。

西から東へ向かう今回の旅では草津から一つ飛んで、この街に行きたいと思います。

当ブログ初登場の湖南市(こなんし)!

レポスタート!

さて今回はいきなり隧道のある位置まで飛んでしまうので、ちょっとだけ湖南市の説明を・・・。
湖南市は2004年に誕生した新しい市です。
甲賀郡甲西町(こうかぐんこうせいちょう)と同郡石部町(いしべちょう)が合併して誕生しました。
ちなみに市名は「湖南」ですが、琵琶湖とは面していません。
この辺りの広域地域名を関している市名ですね。福井県で言う若狭町や越前市などと同じです。

友好交流都市の一つである鳥取県北栄町(とっとりけんほくえいちょう)はあのコナン繋がりだそうです。
やっぱりこの市名ってそっち連想しますよね・・・。

さて、地図を見てもらうと東海道筋に2つの隧道記号が見られます。
今回はその西側をチェックしに行きましょう。

総石造りじゃないですか!!!

なんというテンションの上がるお姿をしてるんだ!!
やっぱ滋賀の隧道はいい!
味がある!!

由良谷川隧道(ゆらたにがわずいどう)

明治19年竣工、ということは草津川隧道と同い年。
彼も存命ならこんな姿だったんでしょうか・・・。

内部も石!!

くああ!
痺れる!!
これは当たりだ!!!
そして東側も素晴らしい。
惜しむらくは翼壁がコンクリート施工なくらいか。

しかしやっぱり天井川を穿つ穴を隧道と呼ぶのはどうも納得がいかないのは僕だけでしょうか。
水路跨道橋じゃないの?閉腹の。
まぁ名前など些細なことではありますが・・・。
茂ってるねぇ・・・。
なかなかイカス前髪。
気合入ってます。
しかし気になるのが・・・。

うおおおおい!!!

ここには由良谷川隧道の撤去などの話は一切書かれていませんが、橋を新設するってそういうことなのか??
由良谷川は現在枯川となっているとのことで、流れもより東に変わっています。
ということはこの築堤は無用の長物・・・。
しかし橋ってことは、堤の上を通すってこと??
これはやっぱりそうらしい。
新道を上に通す気だ。

ということは由良谷川隧道は旧道として存命できると思われます。
この辺りの隧道はお隣の家棟隧道(やのむねずいどう・レポ未)しかり、草津川隧道しかり、油断ならない・・・。
せめて東海道筋という旧街道を偲ぶ隧道は永く残してほしい。
心からそう思います。

以上、由良谷川隧道編

この道往けば act2

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