旧国道8号第9弾 集福寺-沓掛 中編

生と死の分かれ目は唐突なものでした。
前編でたどってきた昭和な道は、橋を境の唐突に舗装を終了。
ここから先は自分の足で極めろということか。
よかろう!行ってやる!!

ふっかふか~♪

新緑の探索はこれが楽しいねぇ。
若草の感触を楽しみながら先へ進みます。
案外ずっとこのままかもよ。
素晴らしい旧道だ!

そんなわけあるか!!!

廃道とは辛く苦しいもの!!
辛苦を舐め、泥水を啜って初めて喜びが得られるのだ!!
(一瞬でもぬか喜びした自分に喝を入れています)

立ち尽くす木製電柱

道の悲哀を如実に物語っています。
奥に現道が見えるのが何とも切ないですね。
薮化した正面は何かの呪いかというほど猛烈な勢いでしたが、そこを突破すると少し藪が落ち着きました。
しかし長く人の入っていない廃道という印象を受けます。
この先に普通の人が入るような目的地は皆無ですし。

平場の下には石垣が!!

大分自然に回帰していますが、紛うことなく石垣。
旧国道の華です!
見えにくいですが石垣は大川沿いにずっと続いています。
しかしこれが見にくい。
気を付けないと2m下の大川の河原まで滑り落ちます。
微妙にコンクリで補強してあります。
時代がなんとなくわかりますね。
しかしこいつがあるおかげで路面は平坦を保っています。
心の中で感謝しつつ先へ進みます。

法面にも苔むした石垣!!

ここは石垣天国か!
テンションあがって来たぞ!!

さぁ藪を乗り越えようか!!(涙)

まぁこの季節だからいいんですが、夏場なら修羅場確定。
木が覆ってない区間では、俺に何か恨みでもあるのかと思うような薮です。
まさに藪漕ぎ。
名は体を表すなぁ・・・。

振り返ればこの有様。

う~ん漕いでるねぇ。
もはやどこ通ってきたかすらよくわからん。
薮の中にはブランデーの瓶が・・・。
ビールの空き缶はよく落ちてるけど、なんでこんなもんが・・・。
踏んずけて足くねらせかけたのは秘密です・・・。
草が顔の丈まできた・・・。
あの木の下まで行けば、藪は大人しくなるか・・・。
がさがさがさがさ・・・

がさがさがさがさ・・・・

がさがさがさがさ・・・

がさがさがさ・・・ばしっぶへぇっ!!

なんというご褒美!!!

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この道往けば act2

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