旧高佐隧道
今回は敦賀市から飛び出して、福井方面へ。
福井県東部の海岸線、東尋坊に代表される越前海岸は急峻な岩肌を日本海に張り出す名勝として有名です。
そしてその海岸線を忠実にトレースする国道が国道305号、幻の北陸道としても有名な路線です。
当然この断崖絶壁に国道を通すためには、昔の人も隧道を通すしかなかったようで数多くの隧道が掘られています。
しかし玉川落盤事故に見られるように越前海岸の地形は生半可な技術は寄せ付けず、現在でも多くの新道、補修工事が行われている現実があります。
ということは・・・。廃隧道が大量に眠っているということ・・・。
今回はその廃隧道群の中でも最古級、旧高佐隧道の姿をご紹介します。
高佐隧道:竣工年不明、延長51.0m、幅員3.5m、高さ3.0m
一説にはこの隧道、明治時代の隧道という説もあるまさに最古級の隧道。当然、扁額も銘盤もありません。
コンクリート吹きつけはしてありますが、車での通行は辛うじてと言う所。
駐車場としての利用があるようでこの日は通り抜けできませんでした。
ちなみに・・・、現道の隧道もなかなか年季が入ってまして・・・、
この写真を撮り忘れたのが悔やまれる・・・。
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