ウツロギ峠 Reverse
ウツロギ峠
ある意味、僕がこのブログを始めるきっかけともなった峠。
この峠はある分断県道上に存在しています。
福井県道209号五幡新保停車場線
(いつはたしんぼていしゃじょうせん)
敦賀市五幡(いつはた)から同じく獺河内(うそごうち)に続く鹿蒜道(かひるみち)を踏襲する県道で、この鹿蒜道はなんと飛鳥時代から文献に残るとんでもなく古い街道です。
とりあえず地図をご覧ください。
まぁこの道のハイライトははっきり言って五幡側ですよ。
車両通行不能な路地。
街道丸出しの悪路。
とても県道指定されている道とは思えない状況が続きます。
詳しくはウツロギ峠編をご覧ください。
しかし、峠というのは登ったら降るもの。
片側だけ登りきって、はい制覇というのは乱暴というものでしょう。
僕の探索の都合上、片側だけの探索で終了している峠、隧道もままあります。
というわけで今回はこのブログ始まって初の正式レポとなったウツロギ峠の裏側をご覧に入れます。
ウツロギ峠Reverse編、スタート!!
ここは旧北陸本線隧道群編でも触れた交差点。
国道476号にある福井県道209号の終点です。
この福井県道209号五幡新保停車場線ですが、日本にいくつか存在する駅の無い停車場線の一つです。
旧北陸本線隧道群後編に詳しいですが、かつてここには新保駅という旧北陸本線の駅があったのです。
北陸トンネルの開通によって昭和37年に廃止になりましたが、未だにその名だけが残っているというわけです。
「この先五幡には通り抜けられません」
う~ん、潔い!
フルバージョンのヘキサの下にこの看板てのがまた良い。
「五幡新保停車場線」って謳ってるのに行けないんだから元も子もないですね。
ああ、またぶれちゃった。
対策、本気で考えないとなぁ・・・。
ここは田尻集落。
県道終点で案内された目的地はここになっています。
まぁ入口も田尻なんですが。
よく見ると思いっきり山を削って作った道なのがよくわかりますね。
これ結構お金かかってると思うんだけど・・・、分断したままでいいの?
まぁ結末はわかっちゃいるんですが、どの段階で来るかというのは重要なところ。
順調に道が狭まってきました・・・。
いよいよ林道と区別がつかないほど狭まってきた県道209号。
まぁ辛うじて左と判別は可能ですが・・・。
ここで北陸自動車道の高架をくぐります。
多くの道路地図やカーナビではここまでが「県道」として示されていることが多いようです。
ちなみに以前、冬に来た時は除雪もここまででした・・・。
拍子抜けするくらい普通に道は続きます。
いや、むしろ道幅が広がってるような・・・。
しかしトトロの世界だなぁ、この辺りは・・・。
このまま峠を越えて、海まで行くんじゃないかってくらい順調です。
しかし去年の春、間違いなく見た景色がもうすぐ見えてきます。
帰ってきたよ。
1年ぶりの封鎖地点。
今回はかなり楽させてもらいましたが、1年まえの同じような時間に僕は反対側からこの地に立ちました。
そして車で来たという心の余裕もあり、峠では様々な発見がありました。
まず、前回発見できなかったお地蔵さまはちゃんと現存してました。
確かにこちらの方がアクセスは格段にいいですしね。
お地蔵さまとしてもこちらの方が座り心地もいいでしょう。
手を合わせて次へ進みます。
そして端点には転回スペースがありました。
まぁ必要ですよね。
さもなきゃ集落まで延々とバックを強いられるわけですし。
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