越坂峠

さぁやって来ました!

完全に僕の趣味の時間!

福井マイナー県道峠紹介です!!


今回紹介する県道は・・・、

福井県道165号京善原目線

(きょうぜんはらめせん)

場所はここ!

国道416号を縫うように指定された県道・・・、怪しすぎる・・・!

そしてここは当ブログ初登場の町。

吉田郡永平寺町(よしだぐんえいへいじちょう)

大本山永平寺の門前町です。

それでは行ってみましょう!

現在地は福井県道113号稲津松岡線

奥に見える交差点が今回探索する県道165号との交差点です。

こいつはきてるね

まぁ僕はこの道、過去に何度も来てるわけですが、最初にこの道を見たときの「当たり引いた感」は未だに覚えています。

山に向かって伸びるこのへなへな道。

前述の言葉を呟いちゃいましたよ。

集落区間が終われば、もともと狭かった道がもう一つ狭くなります。

いよいよ峠への登りに差し掛かるようです。


越坂峠(こえさかとうげ)

この峠の名前、凄くないですか?

「越」「坂」「峠」、全て峠を表す漢字。

同名の峠って他にあるのかな?

・・・でも峠って大概「坂で越える峠」だよなぁ・・・。

例外知らないぞ・・・。

「道元禅師入越慕古の道」

慕古(もこ)というのは道元禅師(どうげんぜんじ)が説いた仏教の教えです。

これは道元禅師が如何にして、この越前の地に至られたのかを示す道のようです。


実はこれ、木ノ芽峠にも同じものがあります。

そして道元禅師、曹洞宗といえば、福井県民ならこの道の過去が読めるでしょう。

そう、この道は古くから曹洞宗大本山、永平寺に至る為の道なのです。

参道ではないようですが、峠として名前が残っているということは主要な道だったのでしょう。

山肌にへばりつく姿は、明らかに街道のそれです。


しかしそれも今は昔。

片洞門のように木々が覆いかぶさっています。

「木が避けてる~!」とかふざけてみましたが、一人だと虚しいだけですね・・・。

整備状況がうかがい知れます・・・。

そしてこれは好きな光景!

国道416号越坂トンネルの上を県道が通るこの理不尽!!

恐らくトンネルに何らかの問題が起きた時の迂回路としての役割を担っているんでしょうが・・・。

有事以外は屁のツッパリにもならん県道です!

そしていよいよ、本格的な山道へ!

とはいっても標高202mの低い峠、それほど長くは続きません。

2つほどヘアピンカーブを越えれば、もう峠は後わずか。

杉の木立が美しく、ゆっくり走りたくなりますね。

道の途中には見た目から歴史を感じる不動明王の石仏がありました。

ここが永平寺と関わりの深い道だということを、改めて感じさせてくれます。

降車して手を合わせ、先に進みました。

この区間唯一見たヘキサですが・・・。

なんかよくわからないものにくっついてました。


これ・・・なに・・・?

工事用のなんか・・・?

あ、でも乱積みの石垣いいね!

越坂峠、着。

美しいⅤ字型の峠。

ここは正直、惚れた峠の一つです。

峠にも立派なお地蔵様がいらっしゃいました。

永平寺参道へのお地蔵様、ある意味ここが入り口です。

ここもしっかり手を合わせていきました。

峠には石碑がありました。

え~っとすいません。

読めません。

次行きます・・・(涙。

下りも変わらず非常にいい雰囲気の道が続きます。

ここはいいなぁ。

こんな道なら2時間くらい走ってたい。

でもあんな経験した後だからね、2時間でいいです。

しかしまぁ下りは一瞬です。

旧永平寺町側は標高が高いので、典型的な片峠になっています。

なんか・・・、県道っぽくない景色だな、これ。

最後の最後に片側1車線!!

まぁ県道的には起点ですが・・・。

右に見えているのはけやき台という、いかにもな名前のニュータウン。

ということは・・・、

そして国道364号にぶつかってゴールです。

左に行けば石川県、右に行けば大野市方面です。

そして僕はここを右に・・・。

次回は大野、勝山に眠る、福井の誇る廃線をご紹介しましょう!!


以上、越坂峠編

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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