滋賀県道285号中河内木之本線 廃村県道コンプリート編
水問題再び!!!
前回、500mlの水分を谷底に落とすというありえないミスを犯した僕は、この日光降り注ぐゾンビ道を残り250mlの沢水でやり過ごさなければならなくなりました。
日陰!!
日陰をください!!!
真剣にこの滝の水を飲もうかとも考えましたが、
手にすくったら明らかになんか浮いてたのでやめました。
さすがの僕も茶色い水はちょっと・・・。
前にも言いましたが、この日は四万十市で41℃の日本記録をたたき出した猛暑日。
容赦なく日差しが僕の体力と水分を奪っていきます。
川にせり出した岬を切り通し、残った岩の塊。
これ大好物なんですが、ほとんど写真を撮ってません。
正直、探索中この辺りが一番精神的にも肉体的にもきつかった。
じりじり照りつける夏の日差しをこれほどまでに恨めしく想ったこともありません。
ミイラ一歩手前です。
この区間は県道285号全線中最も最後に開通した区間です。
しかしそれは残念ながら針川が廃村化した後のことでした。
もし針川廃村の前だったとしたら・・・。
あ、ダメだ。どうせ丹生ダムで廃村か。
嗚呼、つくづく不遇の地・・・。
あ・・・
中河内側バリケード到達!!
長かった!
15kmのバリケード区間を遂に攻略完了!!
人里に下りてきたぞ!!!
長かった第3ステージも遂に攻略。
これで残すところは最も短い第4ステージのみ・・・。
一気に行くぜ!!
日陰が涼しい!!
僕はここで県道の真ん中で大の字で休憩してました。
正確に言うならここも簡易バリの中なので、ぎりぎりセーフでしょう。
というかマジで死にそうだったんだよ!!
路傍の広場にポツンとお地蔵様がいらっしゃいました。
恐らく、最後に開通したという県道区間はここからだったのでしょう。
そしてこここそが全区間通して最後の廃村です。
廃村 半明(はんみょう)
写真の位置は若干廃村の中心から外れていますので悪しからず。
暑さで頭がぼけてました・・・。
現住集落である中河内まで最も近い廃村ですが、ここも丹生ダムの建設によって集団離村した村です。
こんなところまで喫水域なのか・・・。
休止されているダムの規模に愕然とします。
この地域はこれからどうなるんでしょうか?
これからずっと冬は雪に夏は草に埋もれて、徐々に自然に帰って行く運命なのでしょうか?
なにが道にとって幸せかはわかりません。
しかし残った人の心は・・・、計り知れないものがありますね・・・。
水や~~~~!!!!!
ごくごくごくごくごくごくごくごく・・・・
美味すぎる!!!
誰か知らないけどありがとう!!
本当にありがとう!!!
あなたは命の恩人です!割とマジで!!
皆様、廃道探索の時に水分を十分に用意しないというのは本当に生命に関わる愚行です。
必ず十分すぎる量の水分をご用意ください!!(当たり前)
そしてここまで全く腹痛くならないんだよなぁ・・・。
半明集落に至る道は簡易バリケードの奥にありました。
こちらでもしつこいほどに看板が表示されています。
まぁそれが正解ですね。
あの状態じゃ・・・。
センターライン復活!!
廃道から険道に復帰した!!
もう大丈夫だ!!
一つ上の写真からここまでほとんど写真を撮ってませんでしたが(汗)、けっこうな距離がありました。
完全封鎖バリの地点で5km先となっていたので、2,3kmはこの快走路は続きます。
僕はこの緩やかな登りにやられてへろへろしてましたが・・・。
そしてこの先は・・・、
これが最終的な攻略図。
同じ地図内に敦賀市内が入ってるのに、これほどまでに長く苦しい道があったとは・・・。
崩落はそれほどではなかったので、自分を鍛えたい方はいいかも・・・。
もちろん無理は禁物ですよ。
当方は一切責任を負えませんので(汗)。
第1第2ステージにいくつかの謎を残しつつ、険道探索の部はこれにて終了。
総探索時間6時間
総距離:51km
探索区間:28km
不通区間:15km
俺よく頑張った!!
以上、滋賀県道285号中河内木之本線
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