田烏隧道 若狭側 後編
台風18号の爪痕。
自然の猛威は隧道にどのような影響を残しているのか気がかりになった僕は、一路先を目指します。
ここはもう隧道からそう離れていないはず。
よし!行くぞ!!
いろいろ見つけちゃうんだよねぇ。
この空き缶類は旧道が現役だったころのものとみて間違いないかと思います。
そして実はこのうちの一つ、まだ開けられてないものが混じってます。
賞味期限を超越した味が楽しめるかと!(ぇ
これは・・・水道施設か・・・?
真剣にこの周辺があやしいとも思いましたが、おっちゃんの「大きい施設」という言葉が引っ掛かり、もう少し先へ進むことにしました。
なにせここから先は廃道の予定。
一つのミスが命取りとなります。
慎重に行きますよ!
こっちが正解か!!
おっちゃんありがとう、確信が持てたよ。
ここが林道と旧道の分岐点。
ここを右に曲がるのが旧道です!
右に!!
み・・・みぎ・・・おぇ・・・。
本日初の藪こぎを前に気持ちを落ち着けるためかこんな写真を撮っていました。
別に影送りをしてるわけではありませんので・・・。
よし、一呼吸おけた。
藪に突入や!!
藪かと思った場所は実は土壁。
小浜側よりやや低い土壁に植物が根ついていたものでした。
これは案外藪はうるさくないかも・・・?
この土壁のおかげでここが旧道という意識はかなり殺がれてます。
かなり大規模な廃道化工事と言えるでしょう。
!!!
林道から隧道までの道が最もわかりやすい一枚。
道全体を大量の土砂で埋め尽くして、そこに道があったということ自体がなかったことにされています。
ある意味これは最も効果的な方法かもしれませんね。
僕もおっちゃんの情報がなかったら危なかったよ・・・。
これはわかりにくいわ。
大変です!先生!!
すでに吐きそうです!!
臭すぎる!!!
北風が吹いていたこの日、小浜側から若狭側に通り抜けた風は、隧道の中で「臭い息」へと変貌し吐き出されていました。
僕はこの田烏隧道に、こう名付けたいと思います。
「廃隧道界のモルボル」
現在僕は多重異常状態です。
FFネタわからない人ごめんね!
開口部は広いとはいえ、やはり洞床まではかなりの高低差があります。
鼻栓などを装備してはいられる方は脱出できるかを特に注意する必要がありそうです。
限界まで寄ったこの写真でも、かなり切り立っていることが分かると思います。
出やすいという意味では、小浜側のほうが出やすいかも・・・。
そしてきっと小浜側にも高さ規制のトラガードあったんだろうなぁ。
いや、今もまだ埋まってるのかも??
僕は普段しゃりおくんにファブ○ーズを積んでます。
煙草を吸うってのも理由ですが、探索で臭くなることもあるので、その対策としてです。
しかしこの日はどんなに消臭しても無駄でした。
臭いまま泥をどかし、帰宅し、妻にまで突っ込まれました。
このとき着てた服は洗濯を拒否され、処分と相成りました。
何が言いたいか・・・。
臭い息恐るべし!!!
以上、田烏隧道編
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