大阪遠征第2弾 天王峠 中編

前回最後の写真。

これはいよいよ、しゃりおくんはお留守番決定。

ここからは自分の足で調べろということか。

よかろう。

その誘い、乗った!!

封鎖直後はいたって平穏な顔を見せる旧道。

まぁ植生が食い込み気味なのはご愛嬌。

これくらいなら現役でもたまにありますし。


そしてここから、現道が別の尾根にとりつく大迂回をしながら高度を稼ぐ区間に突入します。

つまり・・・、アレが始まる!

九十九折れ!!

はらがたわ峠にしてもこの天王峠にしても、適度に九十九折れることができる斜面があった(というか見つけた)ことが、このアグレッシブな線形につながったことが容易に想像できます。

ちなみにこの両峠は天王地区の南端と北端にあるので、距離的にも非常に近いです。

関西のいろは坂

そんな印象を受ける旧道郡でした。

ここにも不法投棄防止フェンスが張られていました。

しかしこの道、この先の状況をみるとこれいらないんじゃないかと思うんですよ。

このフェンスの好きなところを一つ上げるなら、

もしこの道が人の手から離れたらどうなるかが見られるところ。

フェンスの先は廃道になった道の景色そのものです。

フェンスはヘアピンカーブのたびに現れます。

しかし登れば登るたびに、道が荒れていくような・・・。

これは放っておけばすぐえげつない廃道になる類の旧道ですよ。

完全にアスファルトの上から木が生えてる・・・。

我ながらいい写真撮ってるじゃん!!

3段に重なった道の姿。

これはいいね!

テンションあがるよ!!


ずっと降ってた小雨もこの時は一時やんでいました。

晴れ間が見えてきて、探索にも気合が入ります!!

なんかもうこれ・・・。

廃道じゃないの・・・?

そもそもあの封鎖、結構古そうだったもんなぁ・・・。

年代物の封鎖かもしれません・・・。

これはいつか来るかもしれない。

この道を封鎖に至らしめた崩壊が。

ただ単に旧道を封鎖したというだけじゃない気がする・・・。

この先の展開にドキドキしてきた!

九十九折れの中心部には沢が流れていて、4つの橋があります。

橋自体は簡単なプレートガーダーなのですが、寂れ具合がいい感じです。

これがその沢。

沢というか溝というか・・・。

上に見えているのは、後々越える橋。

しかし茂ってるなぁ・・・。

どうも舗装に際して埋もれてしまったらしい親柱ですが、まだ読むことは可能です。

扇谷夏橋(おうぎだになつばし)

もはや遺構のような扱いです・・・。

地図を見たら一目瞭然ですが、この峠は現国道にぶつかったところに位置しています。

つまり旧道は上り一辺倒。

まだまだ登ります!!

現在地は九十九折れの中腹。

ここから道は更なる変化を遂げます!!

この道往けば act2

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