谷田部坂 後編
これ
これ
皆さんにはどう見えるでしょうか?
補助線なしは中編をご覧ください。
僕はレポを書くに当たって写真を見返した時に初めて気づきました。
下りきってどこに出るのかということに頭がいっぱいだったんでしょう。
僕もまだまだです。
しかしそんなまだまだな僕もこの場所には固まらざるを得ませんでした。
それが前回最後の地点。
これ
あなたはこの写真から正しい道筋を見いだせるでしょうか?
写真右上から左下に横断する荒れ沢(というか小規模な土石流?)で道が3mほど寸断されているようにしか見えないでしょうか?
しかし僕はここまであるものを辿って、ここまで下っています。
それがこれ。
これを何というのかはちょっとわかりませんでしたが、明らかに道沿いに設置されたこの杭のようなものを辿ってここまで来ました。
そして問題はこの部分でのこの杭の刺され方、おそらくあなたは驚く。
そして僕もこの時ばかりは驚きました。
そんなのありか???
ここはたぶん10人いたら10人直進するだろう!!
こんなところで杭に騙されたら泣くに泣けない!!
しかし正面にも明らかに古い道がある。
位置的に写真に青線で示した3本の道が同じ道とは考えにくいかもしれません。
そしてもしかしたらそれは道じゃないかもしれないというのがまた怖いところ。
一度道かもと思ってしまうと、すべての平場が道に見えてくる。
これがオブローダーシンドロームというやつです。
重症だと遭難死しますので、ある意味命にかかわる病かも・・・。
奥の道は後日来るとして、取り敢えずは下る判断をしました。
しかし探索時に上の道を見つけてたら突入してたでしょう。
コメントでいただいた通り、僕は命拾いをしたのかもしれません・・・。
しかしここでのヘアピンは完全に予想外でした・・・。
この無理やり線形が何を意味するか。
この場ではちょっと考えが及びませんでした。
そして振り返って先をみれば・・・、
そしてここまでで最大規模の切り通し。
やっぱさっきの場所だけ異次元にあったんじゃないの?
そして後半にも倒木のトンネルはあったのね。
しかしきれいな切り通し。
この峠の切り通しは全て完璧な保存状態が保たれています。
こういうのが大事だよね。
ここもなんか道あるなぁ。
これ、本来は右に曲がるのが本線。
しかし現在ではこちらから降りることは限りなく難しいです。
なぜなら・・・、
おそらく現県道ができたときに新設されたであろう道を行くと階段がありました。
これを下った先に接続地点があるはずです。
しかしこの階段・・・、
けっこうキテルな・・・・。
手すりに体重かけちゃいけません・・・・。
最後の最後で杭に騙される!!
どうやらこの杭は害獣防止柵の向こうに続いているようでしたが、旧道とは無関係なようです。
しかも柵は完全施錠・・・。
まぁ階段の方を示してる時点でその点はわかってたんですが。
となれば、残るは強行突破のみ!!
結論から言うと旧道と現県道は接続していませんでした。
奥に見えているのが階段の手すり。
あそこから5mほど藪をこいで(漕ぐほどなかったけど)無理やり県道に到達しました。
そしてここは谷田部トンネルのすぐ反対側。
思ったよりアクセスは楽そうです。
しかしレポ作成時に気づいてしまったあの道筋。
あれを無視することは不可能です。
これから雪が積もる時期はさすがに厳しいですが春になったら・・・。
Revenge編をやらねばなるまい!!
以上、谷田部坂編
0コメント