第2次京都遠征第7弾 九鬼ヶ坂
現在では旧美山町域の上平屋と静原を隔てているだけの峠となっています。
地図にも堂々と名前の載る峠です。
鯖街道、周山街道の難所として名の知れた場所だったそうです。
そこは今どうなっているか。
それではレポスタート!
ここは国道162号と京都府道38号の交差点。
ここからレポを開始します。
ここがあの京都府道38号の終点ですよ。
あの長く、険しく、怪しいあの38号の終点・・・。胸が熱くなります。
ちなみにこの府道38号の起点付近は、京都有数の通りである「堀川通」だったりします。
ふり幅デカすぎ・・・。
国道らしい片側1車線。
スタートとしてはこれ以上なく走りやすい道が続きます。
幸先いいね!
京都府道19号園部平屋線(そのべひらやせん・レポ未)との交差点です。
この19号はダムあり、旧道峠ありの素敵な道なのでいずれご紹介を・・・。
この交差点を過ぎれば・・・、
はじまったな、九鬼ヶ坂
峠道に入っても幅員減少もなく、優良峠と呼んでいいでしょう。
国道162号と言えば適度なワインディングロードで、京都近辺のバイカーにはツーリングロードとして人気な道。
これくらいの峠は残ってもらいたいものです。
しかし気になるのはこの九鬼という名前。
この周辺には九鬼ヶ谷池(くきがたにいけ)という貯水池があるので、もとからある地名です。
いわゆる大字というやつですね。
京都で鬼と言えば酒呑童子。
大江山の伝説が有名です。
確かあれは酒呑童子と3鬼の頭領だったような・・・。
9匹ってなんだろうなぁ・・・。
秋の空はつるべ落とし。
今は日が高いですが、もう1時間もすれば黄昏から夜の闇が迫ってきます。
今日一日の探索を締めくくるクールダウンとしては、悪くないワインディング。
いくつか取りこぼしがあったけど今回の探索は悪くなかったな・・・。
九鬼ヶ坂、着。
標高295m、鯖街道の峠としては低い部類の峠です。
峠にはお地蔵様はありませんでした。
切り通しの峠という以外、目立った特徴もない峠。
ただそれがいい、準備運動としてクールダウンの峠としてはそれで十分。
こいつは空気読んでます。
峠付近には南丹市美山国体記念公園なるものがありました。
これは昭和63年の京都国体で自転車ロードレースが行われたことを記念するものだそうです。
確かにサイクリストには程よい峠だと思います。
事実多くのチャリ見ました。
僕はあまり国道をチャリで走ることがないので(笑)、わかるようなわからないようなですが。
この峠にもトンネル建設の噂がありますが、今は下火のようです。
個人的にはその方がいい。
いつか日本の峠が全て登山者の為だけのものになる日が来るのかも・・・。
それは寂しいじゃないか。
チャリが楽しい峠は得てして走り屋さんたちが好きな峠ともいえます。
それを防ぐためかここでは簡易式の中央分離が敷かれていました。
ここでスピード出せば確実にタイヤを痛めます。
タイヤだけじゃなく車体も痛めます。
これはかなり有効な策かも・・・。
大きなヘアピンカーブがある小浜側。
峠の険しさとしてはこちらの方が上なようです。
どのみちこの先には県境に唯一の500m級峠である、堀越峠が控えてるんで、あまり下らないでほしいんですが・・・。
そんな甘い考えはさらさらないスパルタンさが道漁りのいいところです!
通行に要した時間はわずかに10分、撮影しながらののんびりドライブなので、実際はもっと早いかもしれません。
しかし全国的に知られる峠はトンネルにその座を取られ、そのままの姿で残るものは数えるほどしかありません。
そんな中で、このような程よい峠は長く残っていくことでしょう。
どちらが幸せか、それは誰にもわからないのです。
京都府道12号綾部宮島線(あやべみやじません)との交差点です。
主要地方道といえど油断ならない道が多いこの辺りとしては優良路線らしく、それほど興味が惹かれるポイントの見当たらない道です。
大野ダム(おおのダム)のダムサイドロードってくらいかな?
そして奥に見えているのが県境、堀越峠・・・ではなくその手前の山々。
この辺りは丹波高地の中でも特に若丹山地(じゃくたんさんち)と呼ばれる山域に突入していきます。
頭巾山(ときんざん・871m)を最高峰とする山々は険しく、小浜からの旅人には旅立ちの気持ちをへし折るように、京都からの帰路には最後の難関として立ちはだかります。
堀越峠は現在トンネル峠となっていますが、旧道は素晴らしい廃れ具合で残っておりますので、ここもいずれまた・・・。
さて、今年ももうすぐ終わり。
年の瀬が迫ってまいりました。
次回は当ブログで年末恒例となっている、まとめページを公開予定です!
今年もいろいろ行ったなぁ・・・。
以上、第2次京都遠征第7弾 九鬼ヶ坂編
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