紀伊半島遠征第11弾 引牛越 いつも戦いは静かに始まる編
牛廻越(うしまわしごえ)
日本三大酷道の一つに数えられる筋金入りの酷道、425号。
その最大の峠にして、最大の知名度を誇る峠です。
この峠に関しては前回遠征で制覇しましたので、詳しくはこちらをどうぞ。
レポ中、僕はとある事態により迂回を強いられます。
しかし工事現場の看板がおすすめする迂回路がこれ。
この黄色いライン・・・。
そして僕はこの迂回を成功させます。
この迂回路がなければ、前回探索の成功はありませんでした。
その感謝をこめて、今回改めてレポするためにやってきました。
今回はオマケじゃない、お前をレポするために来たんだ!
和歌山県道・奈良県道735号
龍神十津川線
(りゅうじんとつかわせん)
地図はこちら!
酷道425号の南を同じように越えていく峠道。
この路線にも峠があります。
引牛越(ひきうしごえ)
国道425号の双子の弟、レポスタート!
勿体ぶることはいたしません。
ここは既に国道425号、右折が目指す引牛越へ至る道です。
そしてここが前回割愛した迂回路への入り口です。
牛廻越は現在、冬季通行止め中ですが、この迂回路を使えば問題ありません。
標高はそんな変わらないんですが(汗)。
実はこの区間、県道だけの指定ではありません。
前回遠征でも登場した微妙な線形を描く酷道・・・。
国道371号
北と南で扱いが全く異なるかわいそうな奴です。
北の方では幹線扱い、南の方では酷道扱い・・・。
まぁ仕方ないよね。紀伊半島だもの。
しゃあないよ!
国道371号のよくわからない線形。
一瞬県道から離脱して、また同じ県道に帰ってくる。
・・・何がしたいんだ!落ち着け!!
まだまだ普通の県道の顔を見せる735号。
だが僕は知っています。
この先、一筋縄ではいかない展開が待っていることを。
前回の迂回時には意外に立派そうなこの道を見て、心から胸をなでおろしたもんです。
どうにかなりそうだ。
和歌山県から脱出できそうだと。
同じことを奈良県から脱出するときに心配するとはつゆ知らずに。
知らぬが仏ですね・・・。
ここで国道371号と完全に離れます。
一見立派に見えますが、国道371号はこの先笠塔峠(かさとうとうげ・レポ未)手前で分断中です。
峠にはトンネルが貫通済みなので、早めに繋がるかもしれませんね。
とはいっても分断区間は高雄峠(たかおとうげ・レポ未)がまだ一つ残ってますが・・・。
少しずつ勾配は上がりますが、まだまだ走りやすい。
道幅も広いです。
ただ交通量はほぼ皆無。
そりゃ日常的には使えないよねぇ・・・。
場所によってはセンターラインまであるぞ!
国道425号より使えるんじゃないか?
しかも実はこの道、バス路線だったりします。
油断するとバスが突っ込んでくるのでそこだけは注意が必要ですよ・・・。
やっぱりこっちにも吊り橋が・・・。
この辺は吊り橋が生活の一部として完全に根付いてるんでしょう。
恐いとか言ってたら生活できねえよ!
そんなノリが感じられます。
恋の吊り橋効果はこの辺の人には効果薄そうです。
だんだん、あの雰囲気が濃くなってきました。
牛廻越区間に渦巻いていた何とも言えない雰囲気。
人の温もりが遙か彼方にあるような・・・。
隧道というのは異世界の入り口・・・。
ここからいよいよ魔境が始まるということか
谷口隧道(たにぐちずいどう)
ちなみにこの隧道に入らず右手に進む林道は、国道371号笠塔峠不通区間の代替林道だったりします。
ここも今度行ってみたい・・・。
何やら工事してると思ったら、ただの河川の浚渫工事でした。
吊り橋の修繕とかなら見たかったんだけどなぁ。
この辺じゃ珍しくもないのかもしれませんが。
牛廻越しかり、この引牛越しかり、なんか林道っぽい雰囲気があるんですよね。
山奥だからというりゆうだけじゃなく、写真のコンクリート橋とか、時代を感じるものが残されてるといいますか・・・。
いや、大好きですけど。
なんかこのごちゃごちゃ感が堪りませんね。
青看板の交差点は林道広井原三ツ又線に対するもののようです。
この林道は結局国道425号に帰ってくるので、ある種の迂回路として機能します。
こういう林道網を知っておくと後々、探索の役に立つんですよ。
馬鹿にできませんよ、林道。
おやおや道の様子が・・・、
0コメント