旧国道8号第9弾 金ヶ崎ー阿曽 臨海廃道編
この先にあるのは果たして道なのか??
いったん国道まで戻り、海岸線から道を探ってみたいと思います。
僕が先ほどまで歩いていた下には石積みがありました。
これはいわゆる玉石練積み(たまいしねりづみ)という積み方ですが、これは防波堤にもよく用いられる積み方です。
あまり道路下には用いられない積み方ともいえ、ちょっと自信喪失。
なに、まだ始まったばかりですよ。
振り返っての撮影ですが、やはり気になります。
よりはっきり言えば違和感がある。
ここに防波堤を作る意味が分からない
なにせここは普通の海岸線、崩れようが特に問題はないはず。
こうまでがっちり同じレベルで固められているというのは道の存在を疑ってしまいます。
しっかしえぐい藪だなおい。
しかし逆にちょっと興味を惹かれました。
登ってみるか。
平場あるなぁ・・・。
しかし断定はできない、あくまで道っぽい平場です。
平場とはいえ、路面と思しき場所があるというだけで、歩くという意味では全く平坦ではありません。
倒木や落とし穴がそこかしこに存在し、我ながら何とも形容しがたい動きで乗り越えていきます。
ここは南側斜面、植物が育つのに必要な日光が最も届きやすい方角を向いています。
岬を回って反対側に至れば北側、少しは藪も収まるはず。
そんな思いで必死に藪をかき分けます。
相変わらず切り立った崖側。
この調子なので、明らかに今立っているこの場所は人工的なものと分かります。
自然地形ではない。
となればここが防波堤なのか、道なのか。
焦点は完全にそこに絞られてきました。
ぶはっ
再び海岸にエスケープ。
時折、息抜かなきゃ溺れちまいます。
さて旧道の外観は・・・
藪化の一途!!
これはヤバい。
旧道を見失ってしまう!
よしここは・・・、
冬の日本海ってやっぱ演歌の世界だなぁ・・・
(現実逃避中)
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