春日野隧道 Reverse 誘う看板編

2013年7月、僕はついにこの隧道の前に立つことができました。

国道8号の前身である「春日野道(かすがのどう)」に存在する3つの隧道、その中で最も山深い場所にあるこの隧道の名は、

春日野隧道(かすがのずいどう)

赤線は前回探索時の軌跡です。

越前市側から臨んだ前回の探索、その理由は至って明快でした。

だって旧道距離が短いんだもん。

おまけを含めても前回のほぼ倍の距離がある今回の探索。

ここはしゃりお君ではきついと判断し、チャリの出動です。

ひと冬越しのチャリ探索。

思ったよりしんどかった(笑)

いざ、レポスタート!

これから行く道ももちろん国道8号旧道シリーズの一つになります。

位置としては具谷隧道群旧道から北上することになる今回のレポ。

写真は具谷第一隧道(ぐたにだいいちずいどう)ですね。


ちなみにシリーズの個人的な約束事がありまして。

旧道しかない区間には第〇弾をつけていますが、隧道がある区間は原則そのまま隧道名をタイトルにしています。

1年の締めのまとめには「国道8号旧道シリーズ」をつけるので、わかりやすいかなと思います。

そして振り返ったのがこの写真。

そう、これこそが国道8号旧道です。

そしてみなさん見つけましたか?

配電設備の裏にかくれんぼしてるこいつを。

逝ってるねぇ。

先行き不安を絵にかいたような看板です。

しかしここには重要な事実が書かれています。

ちょっと失礼して・・・。

「トンネル武生側ほうかいのため通行止」

なかなか過激な文章です。

崩壊を平仮名にしたって駄目ですよ。

そして僕はそこを目指しているわけですよ!

目印をありがとう!!

さてそろそろ入口はしゃぶりつくしたので(笑)、奥に入ろうか。

やっぱ晴れてると気持ちいい!!

具谷隧道群探索の時に撮った雨の入り口がこれ。

テンションおかしくなってたこの時はこのコンディションで、歩きで行っちゃうか!!

なんて考えてましたよ。

これを見たら萎えましたけどね。

奥やんわり崩れてるやん。

これを見てたので、初めからしゃりお君という選択肢はなかったわけです。

しかし転機というのは道の印象をがらりと変えるものでして、

ぜんぜんオッケーだったんじゃない??

しゃりお君でも来れたかもなぁ。

あの時は絶対無理だと思ったんだけど。

まぁこの先に何があるかわかりませんからね。

やや荒れたダート。

踏みしめられてはいますが、浮石も多い。

少なくともクロスバイクで走る道ではない。

マウンテンバイク欲しいなぁ・・・。

手が痛いよ。

踏みしめられているとはいえ路肩は怖い・・・。

ここ結構な高さなんだよなぁ。

車ならドキドキですが、チャリなので余裕ありますが。

勾配は一定で登り続けています。

基本的に山肌に張り付いたまま、じわじわ登っていきます。

古い街道筋としては理想的な線形。

いい雰囲気です。

綺麗なダブルトラック。

これだけ見ると林道にも見えるなぁ。

しかし良質な道です。

先ほど離れた国道8号がもうあんなに下に・・・。

いくら勾配は抑え目とはいっても現代の道とは比較にならないペースで登っていきます。

地図で見るとお隣なんですけどね・・・。

しかしけたたましいトラックの爆音はここまで届いています。


ある意味これも旧道らしい状況と言えるかもしれません。

さぁここから深まる山、道はどうなる??

この道往けば act2

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