国道8号旧道第1弾 小河口ー麻生口 前編
さてここは敦賀バイパスと国道8号現道が合流する地点。
つまり敦賀バイパスの終点です。
奥に見えるバイパスのトンネルは小河トンネル(768m、2008年竣工)。
まさにバイパスらしい光景ですね。
地図で言えば・・・、
○の場所です。
ここからちょっと振り返ってみると・・・。
バイパスのそばから延びる怪しい小道。
いきなりの旧道です。
今回はこのように小刻みな停車が必要となるので、新兵器に登場してもらいます。
以前から欲しい欲しいと願い続けて、ようやく祈りが神に届いたこいつ!
クロスバイク!
結論から言うと、これいい!
機動性抜群だし、速いし、何よりオブローダーとして重要なポイントとして軽い!
この軽さのおかげでとっても助かった事態が後々起こります(汗。
先ほどの旧道を小河口側に進むと、地図通りすぐ行き止まりになりました。
こりゃバイパス工事で完全に削られたな。
こればっかりは辿りようがないのでここで次へ進みます。
地図上では小川となっているこの行き止まりですが、実際にはこの太いパイプ。
自転車と比較するとそのでかさがよくわかると思います。
これ正体知ってる人どれくらいいるでしょうか?
意外と知らない人も多いんじゃないかと思います。
このパイプの正体は・・・、
疋田水力発電所
敦賀市は一般的に原子力発電所の町だと思われてますが、
実は火力、水力、原子力の主要三大発電を全て行っている、全国でも稀な自治体なのです。
もっと知られてもいい敦賀の魅力発見!
閑話休題
ここから本題に入りましょう。
地図で言うと青い線、旧旧道からのスタートです。
旧道はそれらしい長閑な風景のまま続いていきます。
手前にサ○キがいますね。
なんか懐かしい風景です。
道はすぐバイパスに合流するかと思わせときながら再び方向を変え、独自路線を行きます。
おいおい、焦らしてくれるじゃないか。
まだ楽しませてくれるのかい。
道沿いに控える立派なお地蔵様。
この道がかつて、塩津街道や敦賀街道とよばれた頃からここにあったのでしょう。
まだまだここはスタート地点。
先の安全を祈ります。
ここで大きな道に合流しますが、これは国道8号ではありません。
結論から言うならこれも国道8号の旧道。
地図では黄色い線で示しています。
先に話したようにこの辺りは、福井県全体でも有数の廃、旧道の密集地帯なのです。
これら3本の道(現道も含めば4本)が複雑に入り組む岡山~麻生口の区間は、今歩いている道が何なのかをしっかり理解しないとど壺にはまります。
ここまでで既に3種類の道が現れたわけですが、ついていけてますか?
こちらが現国道8号に繋がる方向。
旧道らしい鋭角な合流ですね。
こちらは距離も短いので、目視確認ということで・・・。
道幅は広がりますが、道自体の雰囲気は旧旧道と同じ感じがします。
家の並びや石垣のある水路などがそう感じさせるのでしょう。
この区間は旧旧道の改修区間、元からある道を上手く利用した区間です。
これは振り返っての撮影。
青い線(旧旧道)と黄色い線(旧道)の分岐地点です。
旧道はあの止まれの先を直進していますが、旧旧道は右折して川を渡ります。
なぜ旧旧道は急に川を渡ったかというと・・・。
この長い切り通し。
これは恐らく旧道を作った際に開かれたものでしょう。
旧旧道は街道筋らしく、切り開かれる前の山肌を迂回して川を越えていたと判断できるのです。
ここではちょっと寄り道して、旧道の合流地点まで行ってみましょう!
この切り通しは、目測ですが100mくらいはあるんじゃないでしょうか?
そして元は石垣だったようですが、しっかりコンクリートで固められてます。
やはり旧1級国道レベルの安全対策ですね。
そして合流。
ガソリンスタンド横からひょっこり現れます。
これで小河口~疋田間の旧国道区間を制覇しました。
次は旧旧国道!
旧旧道は旧道と別れて橋を渡ると、すぐに現国道8号にぶつかります。
しかし反対車線に判り易く道が続いているので一安心。
写真は旧旧道と現8号の交差点「市橋交差点」です。
ちなみにこれも振り返っての撮影でのすのでご了承を・・・。
ここから先は国道161号の旧道が絡んでくる危険区間。
そして新道野越編で紹介した。
この区間最大の遺構が現れます!
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