旧北陸本線 曽々木隧道跡周辺 国道脇の平場編
さていきなりの国道8号。
曽々木集落手前の釣具店裏の旧道に停めさせていただいています。
実はここ、ずっと前から気になっていた場所なんです。
曽々木隧道疑定地を振り返って。
気になるものは道を挟んで反対側、左手にあります。
よっこいしょっと。
早速、道を渡って山の斜面に取り付きます。
なんか音がすると思ったら排水機らしきものが作動していました。
どこから来てるんでしょうね。
こちらが目指す先。
この位置からはいまいち見えにくいですね。
先へ進めば、僕が目をつけていた場所に出れるはずです。
ある程度登ると平場らしきものが見えてきます。
足元はぐちょぐちょですが、なんとなく道っぽくなってきています。
なんとなく踏み跡が見えてきたような・・・。
道幅的には登山道レベルですね。
これだけ見ればどこにでもある杣道にしか見えません。
急に道が開いた!
そしてピグレットが逃げてった(笑)!!
いろんなことが同時に起きて脳みそパニックですが、確かにこの泥はピグレットが好きそうな感じです。
そしてこの道幅、思い当たるものは2つあります。
国道8号旧道か旧北陸本線
しかし現実的に考えて、国道8号の前身が旧北陸本線である本区間。
一旦道路化したとしても、そこは旧北陸本線に他なりません。
つまりここは旧北陸本線と証するほうが自然と考えられます。
見た感じ、完全に廃の光景ですが、本来の意味では現役を疑うものも残っています。
それが足元のゴム管。
こいつの正体が気になります。
広い!!
これは複線レベルの広さがあります。
これほど広い廃道は始めて見ました。
かつての繁栄が目に浮かびます。
ここ、写真では山深いように見えますが、国道8号はばっちり隣を走っています。
平場があるのは気づいていましたが、まさかここまで広い空間があったとは思いませんでした。
やはり現地調査ってのは大事ですね。
路面は朽ちた竹と立ち木が縦横無尽に絡み合い、歩きにくい状況です。
しかし足元はしっかりしていて、その由来の確かさを感じます。
このあたりから両側に高低差が出始め、築堤になって来ました。
右側はずっと山の斜面だと思っていたのでこれは少々意外でした。
今の国道8号の路面はさらに下ですが、これは埋め立てて広げたってことなんでしょうかね。
この辺のいきさつは気になるところです。
ちょっと開けてきました。
すごい高いところにいるみたいな写真ですね。
なんか写真の印象と実際の印象が違いますが、実際は国道8号を行きかう車の轟音で山中にいる感はまったくありません。
路面には舗装の形跡が見られました。
やはりここは一時的にも国道8号として機能したことがあるのかもしれません。
もちろん後年になって別用途で舗装された可能性も捨て切れませんが。
というかそちらの可能性もかなり高い・・・。
そして相変わらず続く謎のゴム管。
ゴム管ということは電気関係が疑われますが、この地べたに置いときますかね?
けっこうな距離続いています。
森の小道のようなすがすがしい道へと変貌した旧北陸本線。
非常に気持ちのいい探索になりそうです。
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