粟野水力発電所遺構群 そして全ては繋がる編

道という意味では終わりましたが、その本体である水路は西に向きを変え続いていきます。
ここまでお付き合いしたからには、最後まで付き合うのが礼儀というもの。
水路脇を進みます。
原野を進むので容易く進行はできません。
高巻いたり、迂回したりしながら、つかず離れず進みます。
しかしここ、それほど長くは無いはず。
何せさっきまですぐ傍にいた黒河川がゴールのはずなのですから。

急降下

水路はここで勾配をガクッと変え、一気に黒河川へ落ちていきます。
・・・僕は落ちるわけには行かないので、斜面を選びながら慎重に降りていきました。
ここはさすがに写真撮れなかった・・・。
ここに鉄管があったことを想像するとやっぱりかっこいいな。
その姿が見てみたかった・・・。

ようやく降りきった!!

ここどこだ!?

あれは謎の施設!!

つまり・・・、

黒河川の謎の橋の反対側!!

やはりこの不自然の平場は水力発電所関連のものでしたか!!
これは対岸からは見えないな・・・。

自然と完全に同化しています。

いや、もう謎の橋とは言えますまい。
この平場にはかつて発電施設の心臓部があったはずです。
市内へ繋がるこの橋はその生命線といっても過言ではないでしょう。

粟野水力発電所連絡橋

(あわのすいりょくはつでんしょれんらくきょう)
そう仮称させていただきましょう。
この堰堤はいいね。
僕の少年時代です。
少し上流の雰囲気も残しつつ、大分穏やかになっていますね。
個人的にはここが上流と下流の境目です。
今回は越えねば林道復帰できませんので、頑張らせていただきます。
方法はご想像にお任せしますが。

粟野水力発電所

そこに存在することを僕たちはずっと忘れない。

ここには石割大岩地蔵(いしわりおおいわじぞう)なるものがあります。
若越八十八箇所の38番霊場に指定されています。
いわゆる四国八十八箇所の写し霊場ですね。
あまり人は来てない感じですが・・・。
これがおそらくコメントいただいた登りたくなる石垣でしょう。
橋を渡る場面なので春先なら確かに見やすい位置にありますね。
大きなものだけでも5つの見所を持つ遺構群です。
特に水路橋の衝撃は半端なかった。
ここも「この道往けば」認定、敦賀土木遺産Aランク指定させていただきましょう!
・・・何の権威も無いですが(笑。

以上、粟野水力発電所遺構群編

この道往けば act2

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