三重遠征第2弾 杉坂峠 前編

このレポとこの次のレポは本来、五僧峠編の前に入っていたレポでした。

しかし引っ越しに伴い跡形もなく消失(泣)。

致し方なく、今回再構成しております。

過去レポをご存じの方もおられるかもしれませんが、文章が変わっていたらそういう事情だとご理解いただけると幸いです。

では本編へ!


今回紹介するのは久々の滋賀、岐阜間の県境峠。

この辺りは鈴鹿山脈のおひざ元であり、非常に険しい地形となっています。

つまり、車両で通行できる道も限られます。

しかしそこに発見してしまったのです。

それもめっちゃそそられる道を。

それでは、レポスタート!

今回共に旅する道は県道です。

岐阜県道・滋賀県道139号上石津多賀線(かみいしづたがせん)

上石津に繋がる時点で若干覚悟はしますよね(笑。

多分これには地元の方も納得してくれそう。

一番上の写真を右に曲がるのが県道139号。

最初からまぁまぁ醸してます。

個人的には藤坂峠の起点を思い出す景色。

山と海で道の雰囲気はまるで違いますが、醸すヤバさは近そうです。

いきなり橋を渡るこの県道。

芹川(せりがわ)という淀川水系の一級河川を渡っています。

橋の名前は飛の木橋(とびのきはし)とのこと。

由来が気になる名前ですね。

渡った先はこの雰囲気。

左にヤバそうなもんあるじゃないか。

最近まで止まってたんだよね。

冬季通行止めの名残と信じるからな。

あ、わかりました。

この道、あれですわ。

気合入れないといけないやつ。

生半可な気持ちで行くとえらいことになるやつです。

道幅も道の設置物も貧弱なこの道。

対向車来たら相当覚悟しないといけないな。

というかこれ、下りがバックするのか?

植林地の中をすり抜けていく県道。

これは林業が捗ります。

林道としては価値が高そうですね。

県道ですが。

なるほど、これは確かに名前の通りですわ。

この峠の名前はまさにこの写真の通り。

杉坂峠(すぎさかとうげ)

名に偽りなしの光景です。

芹川の支流を脇に従え、谷間を上っていきます。

典型的な険道の光景にテンション上がります。

まだまだ楽しませんてくれそうだ!

標高が上がれば当然恐怖が出てきます。

左が怖い。

まぁ杉にひっかかるから落ちやしないでしょうが。

左が怖い。

なんで標高上がるとともに道幅も狭まるのか。

脱輪の恐怖が付きまといます。

つづら折りを一つ折り返しました。

いわゆるヘアピンカーブですが、こういう峠道では必須です。

ここはトラバース区間長めなので、非常に大きなヘアピンを実現してます。

怖すぎません、これ?

僕、セレナちゃんですよ。

もしこれで対向車来たらどうするんだ。

というかここまで待避所らしい待避所なんてほぼなかったぞ!

当たり前の話ですが、道の規模が同じ場合、標高が上がれば上がるほど怖いわけで。

これからしばらくはガクブルしながらハンドルを握っていきます。

尾根に近づくと逆にスペースが現れだしました。

これは高原型なのかな。

片峠の雰囲気を感じます。

こころなしか勾配も収まってきたような。

恐怖感が薄れてきましたね。

ただの山道になってきたように感じます。

しかしこの道。

道以外の付属品が本当に少ない。

ガードレールもカーブミラーも法面もない。

道のみが存在している無骨さ満点の県道です。

この辺りは何とかなりそうではありますが、離合できる場所も極端に少ないのがこの県道の特徴です。

なんせ基本崖にへばりついた1車線。

登り始めとか地獄以外の何でもありません。

勾配は落ち着いてきたとはいえ油断はできません。

なんせ、ちゃんと登ってきてはいるんですから。

クリティカルな場所が出てきたら道の姿は一変するでしょう。

カーブ一つでその姿を変えるからこそ道は面白いのです。

ほら怖い

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この道往けば act2

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