岐阜遠征第1弾 二ノ瀬越 前編

今年はなかなか行く機会が作れず、去年の秋からほぼ1年も明けてしまった岐阜遠征。

岐阜、長野というのは言うまでも無く、日本の屋根「日本アルプス」を構成する山々の中でも最も交通不便な地域であることに疑いの余地はありません。

ここに突入する道は旧道でも命に関わり、廃道ともなれば本格登山の様相を呈するという、オブローダーにとっては踏みいれがたい土地となっている一種の聖地です。


さて今回紹介する峠はそんな岐阜の峠の中でも比較的穏やかな方。

というより日本アルプスには関係の無い山地からのチョイスとなっています。

あそこ行くには泊まりがけだからなぁ。

まずは地図をご覧ください!

二ノ瀬越(にのせごえ)

三重県いなべ市と岐阜県海津市(かいづし)を隔てる養老山地の峠です。

養老山地は意外と峠が少ない山地でして、車で行ける名のある峠はこの二ノ瀬越くらいです。

徒歩でも河原越(かわはらごえ・レポ未)と田代越(たしろごえ・レポ未)くらいかな?

これはこの山地は迂回しやすいということもありますが、岐阜県側の険しい地形も関係しているでしょう。

それでは早速行ってみましょうか!

さて、再び現れました。

国道365号の出番でございます(笑)

ここは三重県いなべ市。

メインストリートはこの国道365号です。

峠を目指す道はまだ少し先ですが、折角アクセスに使ったのでここからレポを開始します!

これから進む道は三重県道5号北勢多度線(ほくせいたどせん)。

こちらは主要地方道らしい立派な道です。

三重県の主要地方道は全部が全部あんなだったりこんなだったりするわけではありません!!

程なくこんな交差点が現れます。

何の変哲もない田舎の交差点に見えますが、僕にとっては重要な交差点。

そう、こここそ起点!!

岐阜県道・三重県道25号南濃北勢線

(なんのうほくせいせん)

左に写ってるヘキサの字の薄さ・・・。

そろそろ塗りなおしてあげて・・・。

集落を抜ければあとはひたすら養老山地を目指し快走する県道25号。

非常に走りやすい区間です。

この日僕は他にも探索が控えてたので、こういう所で時短させてもらいました。

まだまだ先は長いんだよ!

落石注意だそうですよ。

ただここまで幅員制限はなかったので、険しいけれど道は普通。

そんな道を想像してました。


何せ僕、実はこの峠は初めてでして。

他のところは何度か通ったことのある所を紹介することが多いんですが、この辺りは手つかずでして。

なにが現れるか、ドキドキしながら走ってます。

ゲート登場。

これは本格的な峠道の予感。

いいね、ワクワクしてきた!!

そして右側に旧道の痕跡がありますが、車では入れなさそうだしここはスルーかな。

そんな面白そうな旧道でもなさそうだし。

センターラインこそ消えましたが、幅員は離合に十分な幅があります。

この奥には採石場があるらしく、ダンプカーがなかなかの頻度で通ってますが、それほど恐怖を感じるほどでもありません。

こいつがダンプカーの行き先ですね。

インパクトあります。

しかしそれ以上の衝撃を僕は右手側の景色に発見してしまいました。

!!!

廃橋だね・・・。

しかし今日は一切、廃道に入る準備はしてないんだけどな・・・。

ははは、参った参った。

ああぁぁあああぁああ・・・

入っちゃったよ・・・。


ベアベルも虫よけスプレーも常備してあるからなぁ。

問題があるとすれば革靴だってことくらいか・・・。

まぁここまでは行ったら行くしかない!!

活路は下にありそうだ。

とりあえずクモの巣除去用の小枝を持ってくぐるとしましょう。

テンション上がってきた!!

この廃のゲートをくぐった時にどんな景色が見れるか。

ドキドキしてきたぞ!!

王道の廃道!!

はがれかけたアスファルト舗装。

絡み合う蔦。

でかい落石。


これは寒風トンネル旧道並みの廃道が期待できそうだ!!

次回、僕はこの道を往きます!!

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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