第2次三重遠征第2弾 三重県道14号菰野東員線 酷道マニア向け険道編
三重県北勢地方は伊勢平野の北部に位置し、名古屋の衛星都市としての機能を持つ都市を多く抱えています。
衛星都市は鉄道インフラに頼るところが大きく、北勢地方では近鉄四日市線がこれに当たります。
また四日市を中心に港湾都市としての性格も強いので、トラック輸送のためのバイパスである国道23号も大いに整備が進んでいて、現在は国道1号北勢バイパスも工事中です。
このような衛星都市は得てして、長距離輸送を担うインフラの整備が先に進み、そこに住む住民の道は案外おざなりなケースがまま見られます。
今回紹介するのも、そんな道の一つ。
ここはそういえば初登場か?
北はいなべ方面ばっかり行ってて、こちらはおざなりになりつつあります。
桑名市(くわなし)
「その手は桑名の焼き蛤」で有名な(?)桑名市ですよ。
僕も三重県に縁ができるまで、桑名のイメージこれだけでした。
なんか申し訳ない。
そしてここは桑名市ですが、目指す道の終点は桑名ではありません。
員弁郡東員町(いなべぐんとういんちょう)
こちらは何度か登場していますね。
最近、イオンモールができて話題です。
そして青看板にも、いよいよこの県道が現れだしました。
そして現在走っている、この道にも注目。
この地図だけ見ると、東員町の国道421号と起点のある菰野町の国道477号を繋ぐ有能な路線に見えますよね。
まぁそれはこれからのお楽しみですが。
しかし国道477号から国道421号に至るって、なんて酷道マニア向けの道・・・。
ありがたく使わせていただきます。
なにせ北勢地方を斜めに突っ切るので、ぶつかる県道が多い。
三重県道623号四日市東員線
(よっかいちとういんせん)
こちらはさすが市町村名を冠するだけあって立派な道です。
あ、こいつもか(汗。
終点付近はさすが主要地方道と呼べる立派な片側1車線です。
しかし個人的には「いつ来るか」が楽しみなわけでして、あまりこの辺りの写真は撮っていません(汗。
不謹慎かな?
ヘキサに見守られながら西進します。
さすが堂々としてますね。
あいにくの小雨模様の探索です。
梅雨入り前の雨は車内探索でも地味に嫌なもんです。
いっそびしょ濡れの方がまだ諦めがつきますよね。
そうでもないか・・・。
ここで再び県道が分岐します。
三重県道142号桑名東員線(くわなとういんせん)
しかし市町名を冠する県道が多いな。
これだけ頻発するのも珍しいんですが。
非常に大きな交差点に到達しました。
県道14号はここを左折。
正面は市道ですが、幹線として機能しています。
というかおそらくここまでの道と、この正面の道は旧国道421号ではないかと予想しています。
というか線形を見るとほぼ間違いないような・・・。
そして本来の県道14号の終点はここだったのではないでしょうか。
新道開設に伴って、県道14号を延伸し旧国道区間を県道として利用したと考えられます。
この先の三重県道555号大泉東停車場線(おおいずみひがしていしゃじょうせん)も同じような利用ですね。
こちらは新規指定っぽいですが。
かつてはここまでが県道14号だったと考えるとこの場所にも思い入れができます。
言われてみれば県道の終点としてはしっくり来る光景。
県道制覇を趣味とする人ならわかってくれるはず!
写真に写っていたピークは川と鉄道を一気に跨ぐ橋です。
ここでは戸上川(とがみがわ)と三岐鉄道北勢線(さんぎてつどうほくせいせん)をいっきに跳び越えます。
なかなか高規格!!
戸上川はそれほど大きな川ではないので、実質的には北勢線を跨ぐ跨線橋という意味合いが強いです。
北勢線は三岐鉄道の主力。
黄色い車体が印象的です。
しかし全体的に住宅街の景色。
それもちょっと高原のおしゃれ目な雰囲気を感じます。
別に標高はそこまで高いわけじゃないんですが、丘陵地帯だからですかね。
敦賀市は海と山が近い急峻な地形なので、こういう光景はあまり見られません。
奥に山も何も見えませんからね。
緩やかな丘陵地帯ってなんかいいですね。
グリーングリーン歌いたくなります。
高速なんかでもたまに見ますよね。
丘陵地帯だといちいち上り下りするより、切り通した方が平坦なんです。
ここで再び川にぶつかりました。
先ほどより明らかに大きな川です。
員弁川(いなべがわ)
伊勢湾に流出する2級河川の本流です。
先の戸上川の本体ですね。
木曽三川のイメージが強いこの地域ですが、独自路線を貫いています。
そしてこの員弁川の脇、みんな大好き、あの道が現れるわけです。
0コメント