第2次石川遠征第1弾 我谷吊橋
吊り橋って半年に一回は渡りたくなるよね。
これは仕方ないことだと思うんですよ。
一度味わうと抜けられない麻薬みたいなもんで。
車両用吊り橋ももちろんいいんですが、やはり歩行者用は格別です。
要するに現実逃避をしに来た訳です。
レポスタート!
我谷ダム(わがたにダム)
2級河川大聖寺川の上流部に位置する重力式コンクリートダムです。
天端ダムとしても知られていまして、あの上を国道364号が走っています。
そしてさすが冬の北陸。
ダム湖はほぼ満水です。
富士写湖(ふじしゃのうみ)
反対の湖畔にある富士写ヶ岳(ふじしゃがだけ・941.9m)をその名の由来に持つ人造湖。
底には我谷集落が沈んでいます。
そしてその富士写ヶ岳の登山道に向かう為にはこの橋を渡らなければなりません。
雪の吊り橋
当ブログでは初のシチュエーション。
やはりドキドキしますね。
冬に渡らす気ないな(笑
まぁ通行止めとも書いてないですし、実は足跡もあるので問題ないでしょ。
渡る前にまずはこちら側の主塔をチェック。
我谷吊橋(わがたにつりばし)
良い名乗りです。
反対側は・・・、
我谷貯水池
これが正式名称ですか。
これもあるあるですね。
さて、それではそろそろ行きますか。
この瞬間はどんな吊り橋でもテンション上がる!!
当然長靴装備です。
ここを普通の靴で行ったら、この後の予定に大いに差し支えます。
床板は木製かと思いましたが、コンクリート製ですね。
これは全然揺れないやつです。
橋の上とは思えないんですが(笑
まぁ長靴はいていれば抵抗はありません。
橋も至って安定しています。
北海道や東北では異常降雪が騒がれていますが、2018-2019は北陸南部は異常なほど雪が降りませんでした。
2017-2018で国道8号が麻痺したあわら市や、ここ加賀市でもほとんど積雪はなかったようです。
それでもなおこの雪というのが、加賀の奥深さを物語っていますね。
欄干というものは無いのでケーブルが唯一の横からの落下防止となっています。
なので雪の日はあまり近寄りたくは無いな。
コンクリート舗装に加え、風防索も完備しているので、びっくりするほど揺れません。
これはちょっと残念ですね。
個人的に一番好きな構図。
丁度中央付近ですね。
風は余りありませんでしたが、吹いていてもそれほど揺れないことが想像されます。
もちろんくっそ寒いでしょうが。
いわゆるカテナリー曲線と放物線の中間を示す吊り橋のメインケーブル。
どちらにせよ、メインケーブルの最も下に当たる部分が吊り橋の中央部であることは間違いないでしょう。
しかし雪に埋もれた吊り橋を渡るという非日常体験はなかなかいいですね。
実は子連れ探索だったんですが、ここはさすがに車に待機させました。
滑って落ちかねないからなぁ(汗。
対岸到達!!
ここでおば様ハイカー2人とすれ違いました。
結構なお年に見えましたが雪山登山だったのかしら。
すっごいな、加賀のばあさんは・・・。
読み仮名ね。
これも想定内。
ということは反対側も・・・、
昭和39年竣工
まぁまぁお年じゃないですか。
30年代は僕らの趣味でも、対象とするか否か分かれるラインです。
こっちは「わがたにちょすいち」と来るかとも思ったんですが。
竣工年の方がナイス情報です。
ちょっと下ったところには公園らしいスペースがありました。
ここから見上げられそうでしたが、長靴じゃきついレベルの積雪があったのでパス。
階段どっかにあるんでしょうけどね。
ちなみに位置はここ。
非常に山深い位置にあることがわかります。
アクセスとしてはどっちからでも国道364号⇒石川県道153号我谷今立塔尾線(わがたにいまだちとのおせん・レポ未)ですね。
西は風谷峠(かぜたにとうげ・レポ未)を挟んで福井県。
東は大日ヶ岳を挟んで、新又越(しんまたごえ・レポ未)や大日峠(だいにちとうげ・レポ未)が控えています。
吊り橋は空の道
細長い板が一筋空を真っ直ぐに穿つような。
そんな景色がなんとも言えず大好きなのです。
そして冬の吊り橋もやっぱりいいね。
寒いけど。
恐らく望まなければ決して見ることが出来ない光景。
こういうのがマニア心をくすぐります。
このブログをたまたま見て、こっちの世界に入ってきてくれる人がいたら嬉しいなぁ。
一見平凡にも見えますが、この吊り橋の特徴ともいえるのがハンガーロープ3本を一纏めにして固定している点。
こういうのあまり見ないんですけど。
どういう意図があるんでしょうね。
上流側を見る富士写湖。
実はこの上流には更に大規模なダムである、九谷ダム(くたにダム)があります。
この周辺にも色々あるので、雪のないときにいってみたいもんです。
なんか凄い絵になる吊り橋ですね。
日本の冬の景色として、非常に美しいです。
今度は夏に来てみたいなぁ。
以上、我谷吊橋編
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