富山遠征第9弾 野積橋
今回の遠征はコロナ開けて最初の遠征だったので大分気合が入ってたことを覚えています。
なかなか9弾まで行く遠征は少ないですから、質も量もなかなかのものを担保できたのではないでしょうか。
さて、そんな遠征の最後を飾るのは素朴な橋です。
利賀エリアから帰路についている途中に見つけたこの橋。
素通りするにはあまりに惜しい一品でした。
是非ご覧下さい!
もうこの時点でレポ決定。
手作り感あふれるバリケード。
その奥に見える風情ある橋。
こんなん絶対素通りできません。
まずはお名前。
野積橋(のづみばし)
こいつはかっこいい。
正面から見えないのはちょっと可哀そうですが。
昭和26年竣工
戦後橋としては最初期ともいえる橋です。
やはり歴戦の兵でしたね。
やはり戦後直母のコンクリート橋は色気が違います。
この風合いは現代では生み出せないでしょう。
時間の経過だけがこの味を生むのです。
シンプルながら目を引く欄干。
こういう美しさは廃に片足突っ込んでるからこそだと思うんですよね。
後ろの木とのコントラストも素晴らしい。
これは車止めの跡でしょうか?
早い段階から車両の通行は禁止だったのかもしれませんね。
現在は歩行者のみ通れるみたいですし、歩道橋としては十分な強度は持っているようです。
下を流れるのは野積川(のづみかわ)。
神通川水系の支流です。
こちらは下流側です。
水遊びできそうな穏やかさですね。
開かずの峠として有名な楢峠(ならとうげ・レポ未)付近を源流とする野積川。
あの辺りの山深さは尋常じゃないからなぁ。
実はすでに探索済みではあるのですが、レポに至っていないネタの一つです。
乞うご期待ということで。
振り返って一枚。
やはり味のあるいい橋です。
渋いという表現がよく似合う。
これで一献行けますね。
こちらの親柱は河川名。
河川名を冠する橋は重要な橋です。
ちなみにこの「野積橋」の名はしっかりと残っています。
ちょっと訳アリですが。
変体仮名かっこいい!
乃づみはし
読めなくて困ることもありますが、基本的には好きですよ。
現代には忘れられた洒落っ気。
いいですよね。
斜陽の欄干の影がまたいい味を出しています。
このまま末永く残って欲しい橋ですね。
そしてこの橋、実はアーチ橋だったりもします。
小さいながらに属性もりもり。
いいですね。
分類的には上路ローゼ橋、アーチの形式としてはシンプルイズベストです。
最後に位置はこちら。
先ほど、訳アリといったのが地図上の「富山市」の左側に表記されています。
「新野積橋」
これ、親子関係かと思わせておきながら、結構離れているうえにそもそも別路線である富山県道341号八尾大沢野線(やおおおさわのせん・レポ未)に架かる橋。
これはアレだな。
一つの自治体にやたら同じ苗字の人がいっぱいいる現象だな。
まぁ同じ「野積川」由来の橋名ですから仕方ないんですが。
何はともあれ、思ったより長く続いた富山遠征はこれにて終了。
次回は別の富山遠征がスタートします笑
はまってたんだなぁこの時期・・・。
以上、野積橋編
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