越前西部2号林道 前編
久々にやってきました福井の林道シリーズ。
その中でも今回は、県内最長の林道と呼ばれる越前西部林道を紹介します。
県内の林道では若狭幹線林道と並んで有名な林道。
当ブログでもようやくの紹介です。
それではレポスタート!
林道入り口には立派なお地蔵さまが鎮座していらっしゃいます。
しかしこれは恐らく山中トンネルのためのものでしょう。
これから行く道はあくまで林道。
草葉の陰にいる存在です。
これから挑む越前西部林道は福井県下最長の林道と言われています。
しかし、その中は4つの区間に分けられており、それぞれに起点と終点があります。
越前西部2号林道
(えちぜんせいぶ2ごうりんどう)
今回はその中の2番目を終点から起点に向けて走ります。
丹生郡越前町(にゅうぐんえちぜんちょう)
越前町はその名前から平成の大合併で生まれた町だと認識されています。
それは半分正解で半分間違い。
越前町という名前の自治体は1955年から存続しています。
その後の平成の大合併で、朝日町、織田町、宮崎村が合併し、現在の町域となりました。
そしてこの辺りは兼ねてから越前町だったエリアです。
これぞ共用林道という光景。
観光林道としての役割をしっかり果たしています。
夕暮れの不安げな気分も相まって、センチメンタルな気持ちになりますね。
探索時期は5月。
やはりこの新緑の景色というのはいいですね。
山遊びには最高の季節です。
今回は車ですが、徒歩探索でもこの時期が最もふさわしいです。
あとは秋かな。
秋は最近結構、草が元気なんだよな・・・。
林道らしく緩やかに山裾を上っていきます。
こういう林道は尾根道が楽しみですからね。
焦らされ中です。
ちょうど人工林と自然林の境目になっていますね。
林道は山に人の手を入れるためのものですから、こういう景色はいたって自然。
これが林道本来の使われ方ですから。
トラバース区間はかなり長く続きます。
まぁ峠を越えるのが目的ではありませんからね。
林業のために山肌を広く網羅するのは重要なことなんでしょう。
景色としては退屈・・・、いや何も言うまい。
林道では駒留もしっかり現役です。
いきなり脱輪は防ぐんでしょうが、ある程度のスピードで当たったら何の役にも立たないことは想像に難くありません。
まぁ林道で飛ばすバカはどこででも事故るでしょうが。
良い切り通しだ!
こういうのが古い道の楽しみです。
なるべく自然に沿うけど、どうにもならないところは力業。
これもかっこいいですね。
場面は変わり駒留からガードロープにレベルアップしました。
なんか時代が進んでいるみたいだ。
次はガードレール出てきてくれるかな・・・。
ガードレールと共になんか出た!
お地蔵さまがいらっしゃいました。
ということは、この地には何かある。
廃村か、お寺か神社か、はたまた峠か、それ以外の何かか。
お地蔵さまは何かを守ってくれているからこそ、そこにある何かの目印になるのです。
まず目を引くのが駐車場のような広場の奥にあったこの道。
もちろんこちらも林道です。
地図だけ見るとピストン林道のようですね。
そしてこちらが反対側の道。
こちらは平等(たいら)辺りに下れるそうです。
こちらは旧織田町のエリアですね。
この道もちょっと惹かれるものがあります。
この辺りは別司峠(べっしとうげ・レポ未)と呼ばれているようです。
しかし尾根筋とも違うトラバースルートで辿り着いたので、峠レポとも違うなと。
この道は平等から登った時に峠レポとしてやりましょう!
あのお地蔵さまは別司峠のお地蔵様だったということね。
そしてここに辿り着きました。
目印として分かりやすい場所。
城山(じょうざん)
正式には厨城山(くりやじょうざん)と呼ばれる山城の跡です。
現在は愛染明王が祭られているとのことで、大切にされている遺跡です。
僕はここを一つの目印にしていましたというのは地図を見てもらえばわかるはず。
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