小浜線の石造橋脚群 敦賀編

JR小浜線(おばません)

福井県敦賀市の敦賀駅から京都府舞鶴市の東舞鶴駅に至る鉄道です。
大正6年開業、現在24の駅を有しています。
なかなか渋い路線でして、いわゆる優等車両の運行もなく、のんびりとしたローカル路線です。

そんな状態だからこそ、創業時からのものが残っているわけですよ。
あまり目立つ存在ではありませんが、やはり石造りというのはそれだけで素晴らしい!
レポスタート!
さて、この探索はお察しの通り、北陸本線の探索レポからそのまま続けてます。
なので分岐は踏切から。
国道8号の小浜線の踏み切りといえば、市民は大体わかります。
今回は市内のみと言う事で、粟野駅までの探索となります。
しかし南北に走る北陸本線と違い、東西に走る小浜線は北に海がある敦賀市においては横断する河川が多いのが特徴です。
ということは・・・、橋梁があるぜ!
そしていきなりやってきました。
北陸本線の分岐から直ぐに現れるのが、敦賀市最大の河川である笙ノ川(しょうのかわ)
そこを渡る橋は当然、敦賀市内でも最大規模のものとなるはずです。
軽車両用の小さな踏切がありました。
ここも初めて来ましたわ。
市内でも来たことないところは案外あるもんです。

笙ノ川橋梁(しょうのかわきょうりょう)

見事な3本の石造り橋脚!
橋台も当然石造りです。
大正時代に造られたそのままの姿で残っています。

かっこいい!!

夏場なら真下に行くことも可能でしょう。
ちょっとチャレンジしてみたい・・・。
そのまま西へ進むと西敦賀駅(にしつるがえき)に至ります。
ここは市民でも使う人は大分限られる駅です。
かく言う僕もここからは電車に乗ったことがありません。
他はあるんですけどね。
さて、前半は終了です。
敦賀市南東部の旧中郷村(なかごうむら)の村域を終了しました。
ちなみに西敦賀駅が開業したのは昭和37年、中郷村の敦賀市合併が昭和30年なので、村内に線路はあるのに駅はないというかわいそうな時期がけっこう長かった村でもあります。
今も工業高校の生徒が使用するのが大きいですかね。
大人は車で敦賀駅までいけちゃいますし。
ここからは旧粟野村(あわのむら)の村域に入ります。
その境界となるのがこの川、黒河川(くろこがわ)です。
笙ノ川水系最大の支流である同河川、当然期待できます。
奥に見えてますし、近寄ってみましょう。

いいやん!!

しかしこちらからは角度と敷地(明らかに私有地)の関係でこんな写真しか撮れない!
反対側だ!

荒野に立つ石造り橋脚

これは絵になる橋だ。
非常に惹かれます。
正直鉄道橋梁は門外漢なので詳しい事は語れませんが、これは上路プレートガーダー橋ですよね。
鉄道ではよく見る形式です。

黒河川橋梁(くろこがわきょうりょう)

個人的にはこちらのほうが立地的に好みです。
冬の荒涼とした雰囲気がまた似合う。
今は接近すら困難でしょうが・・・。
そこから小規模な河川である助高川(すけたかがわ)、長谷川(ながたにがわ)という笙ノ川水系の河川、野坂川(のさかがわ)という井ノ口川(いのくちがわ)水系の河川を跨いできましたが、特に目立つ構造はありませんでした。
更に小規模なものは見落としもあるかもしれませんので、またおいおい探っていきますが。

走行しているうちに粟野駅に到達!
福井県道143号馬坂峠探索はここから始まりましたね。
これで今回の探索は終了です。
このレポは今後また継続してやっていきたいので、御興味がある方はお待ち下さい!

以上、小浜線の石造橋脚群 敦賀編

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