挙野橋

福井県道35号探索の最後、ここにはもう一つ気になるものがありました。
それは名田庄側の起点から程近くにあります。
この道はやはりほじくり返し甲斐のある道です。
とりあえず・・・、レポスタート!
ここはおおい町旧名田庄村域挙野地区(あげのちく)。
これから正に、福井県道35号を攻めようかという地点です。
しかし油断するなかれ。
こういうところにこそ、ブツは隠れているのです。
少し分かりにくいですが、対岸を走る道は国道162号
あの左ーブの先で起点として合流します。
右の川は久田川(くたがわ)。
県道35号レポでお供した南川の支流ですが、丁度ここで合流を果たします。
その手前にあるのがこの橋。
これは見逃せない。
明らかに古い橋です。
形式は珍しくも何ともない単純な桁橋。
いわゆるガーダー橋です。
しかし車道としては完全に通行止め。
今は歩行者用となっています。
しかし状況を見る限りそこまで使われているとは思いにくいですが・・・。
親柱がいい感じ。

挙野橋(あげのはし)

よくある表札タイプですが、いい感じで日焼けてます。

久田川(くたがわ)

そう、ここでちゃんと知ってたのにね(汗。
ボケてるわぁ・・・。
こちら上流側。
あれが現挙野橋です。
こちらはやはり肩身は狭い・・・。
同じく下流側。
こちらも奥に橋が見えます。
あれは名前は調べが及びませんでしたが町道の橋。

その奥には福井県道35号の久坂大橋(ひささかおおはし)もあります。
要するにこの橋が現役でいる理由は車社会においてはほとんどないということです。
さて、短い橋なので直ぐに対岸です。
もちろんこちらにも親柱がいらっしゃいます。
親柱自体もなかなか特徴的な形をしています。
これは大正、もしくは昭和初期の竣工に期待が持てる形。
内容に期待です。
地味に藪まみれ・・・。
こちらは読み方ですか。
ここまで竣工年が書かれてないのは嫌な感じです。
無いパターンはやめてほしい・・・。
やはり一筋縄ではいかないパターン・・・!!
しかしここで諦めてはいけない。
どこにヒントがあるか分からないのです!
気をつけなければならないのは橋の側面。
そして見つけちゃいましたよ。
やはり油断してはいけませんでした。

くぁあ!!

落ちる落ちる!!
これよそから見てたら相当怪しいな。
しかしそんなこと気にしていられない!!

昭和32年3月竣工

残念!戦後!
しかしまぁ還暦ですからね。
古ければいいというもんでもないですし。
古ければ喜びますけども。
柵があるから安全に見えるんですが、膝の高さなので上半身乗り出すと非常に怖い。
派手に1回転しそうでさ。
落ちたらそこそこのケガします。
限りなく薄い存在感を持つ挙野橋。
利用する人は限りなく少ないようですが、今も確かにそこに架かっています。
気になる方は気をつけてみていてあげてください。
気にしてても素通りしそうになりますから(汗。

以上、挙野橋編

この道往けば act2

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