信越遠征第5弾 大峰峠 後編

アジサイが見守る中、塩の道は最終局面を迎えます。
ここで別の道がぶつかってきました。
青看板は久しぶり。

ただぶつかった道はあくまで市道。
その行き先が面白いのです。

小滝川ヒスイ峡(こたきがわヒスイきょう)

日本で最初に発見された翡翠の産地。
国の天然記念物にも指定される逸品です。
そこへ向かうのが先ほどの市道平山線(ひらやません・レポ未)。

日本有数の大岸壁を持つ明星山(みょうじさん・1188m)や巨大魚の噂のある高浪池(たかなみいけ)など、一大レジャー地域を形成しています。
上記の道は二手に分かれるようにして清水山(しみずやま・675m)を挟み込むように進みます。
我らが県道は東側を担当。
比較的真っ直ぐ下っていきます。
道幅が広まってきました。
こちらのほうが地形的に穏やかなようですね。
序盤こそ急でしたが、長い距離をかけて緩やかに下れるというのは道としてはありがたいこととも言えます。
そして道、法面とも新しい印象を受けます。
このあたりは多くの災害に見舞われている地域。
その影響なのかもしれませんね。
現在進行形のところも・・・。
路肩弱いんだろうなぁ・・・。
翡翠が取れるってことは地質もちょっと特殊なのかも・・・。
構造線上ですからね・・・。
工事区間が終われば狭くなるなんてのは良くあること。
良くあることですよね。
がっかりしちゃダメだよね。
人家が見えてきました。
しかしまだまだ国道との合流地点は遠い。
やはり峠北側の方がなだらかなようですね。
道幅は相変わらず1.8車線といったところでしょうか。
離合には困りませんが、片側1車線にはちょっと狭い。
そんな道です。
夏中集落(なつなかしゅうらく)を抜けると片側1車線に道がレベルアップ。
観光道路としても使われるこの道を整備する気はあるみたいです。
新潟県道375号のようなことにはならなさそう。
ちょっと安心です。

まさに高原ですね。

非常に森と草原を繰り返す日本的ではない景色。

日本アルプスとはよく言ったもんですね。

しかし当然、高原というのは高いところにあるから高原なわけで。

海の方へ行けば当然高度は落ちてきます。

ついに川のそばまで降りてきたぞ!

ここまで来たら峠道は麓に差し掛かったと言って問題ないでしょう。

隣は姫川の支流の小滝川(こたきがわ)です。

なかなかワイルドな川です。

ここを遡れば、件の明星山へ至ります。

これも気になる道ですね。

ゴールが見えた!!

あの青看の下で県道は再び国道148号とぶつかり、そこで終了となります。

しかしその前にここには見逃せないものがあるのです。

終点にぶつかる前に再び小滝川を渡ります。

上記、見逃せないものはここにあります。

主塔!!

対岸にもしっかり残っています。

これは現役のときが見たかった・・・。

残念です・・・。

個人的にはここで旧旧道の存在も疑っているのですが、やはりまずはこの旧橋ですよね。

旧小滝橋(きゅうこたきばし)

仮称ですが、そう呼ばせてもらいましょう。


歴史の道の峠は最後にいい物を見せてくれました。

正式名称、御存知の方、是非教えていただきたいです!


以上、大峰峠編

この道往けば act2

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