信越遠征第1弾 佐野坂峠

えらい遠くまでやってきちゃいました。

信越地方(しんえつちほう)

我らが福井県とは北陸信越五県(福井、石川、富山、新潟、長野)として人くくりにされることも多いのですが、まぁ遠い。
新潟県はまだ北陸自動車道で繋がっているので接点あるんですが、長野県は今回初上陸です。
それほどまでに接点の少ない地方です。

そもそも福井県嶺南は関西という意識が強いですが、長野は関東の陣地だよね。
良くわからないアウェイ感がする・・・。
しかしとある重要な家庭の事情によってお邪魔させていただいたこのエリア。
何もせずに帰る訳にはいかないのです。
時間が短かったのが悔やまれ、かつ下調べがほとんど出来なかったのですが、やるだけやってみよう!
レポスタート!
ここは長野県大町市(おおまちし)、黒部立山アルペンルートの南口として有名です。
北口は言うまでもなく富山県黒部市です。
そしてそこから分かれる道、この先に峠があると踏んでいた僕は少し過敏になっていました。
この分岐を左へ入るこことしたのです。
先の切通しがこちらのほうが旧道っぽく見せていました。
ちょっとどころか結構怪しいのにね(笑
今考えるとかなり怪しいわ。
当日はこれだ!と思ったんだけどな・・・。
しかし、こう見るとまんざら外れでもない気もする・・・。
新道が旧道の上にせり出してる光景・・・。
旧道と旧旧道が複雑に絡まっている可能性もあります。
国道8号疋田区間のように・・・。
踏み切り発見!

JR大糸線(おおいとせん)

大糸線の路線名はもともと信濃大町駅と糸魚川駅を結ぶ路線だったことに由来しますが、現在では松本市まで延びています。
現在は廃止をほのめかされているという状況のようですが・・・。
真っ直ぐ進めば、大町市のもう一つの有名なものが見えてきます。

中綱湖(なかつなこ)

仁科三湖(にしなさんこ)の一つにして最小の湖。
そこには先ほどの鉄道関連の施設があります。

簗場駅(やなばえき)

仁科三湖観光の拠点駅。
この日も駅舎の割りに人が多かったです。
中綱湖畔と大糸線の僅かな隙間を抜ける道。
旧道の雰囲気満点です。
そしてここから県道に切り替わります。

長野県道324号青具簗場停車場線

(あおくやなばていしゃじょうせん)

旧道っぽいですが・・・。
そしてここが謎の部分。
中綱湖の北の端。
微妙な位置。
赤線が今走っている道。
青線が今ぶつかった道。

青は旧道っぽいなぁ・・・。
しかし旧道との接続路とも考えられます。
ここはちょっと調べが及びませんでした。
そしてすぐさま別の湖が現れます。
こちらは最大の湖。

青木湖(あおきこ)

ここはいろいろ面白い湖でして、まず流入河川がありません。
つまり湖底からの湧水のみでこの湖が満たされているということになります。
めっちゃ冷たいです。
他にも色々あるんですが、あの犬神家の一族の両足のシーンはまさにこの湖で撮影されたもの。
これだけは言わなきゃね。
個人的には凄く長野らしい風景です。
静かな湖畔の森の影に続くローカル線。
いいね!
そしてようやく、峠らしい区間に(笑。
湖畔のレポじゃないんだよ。
一応峠レポなんで・・・
奥の状況を見ても、このまま峠に突入するのは明らか。
峠の標高は860mですが、ここは長野県ですからね。
福井と一緒にしちゃダメです。
これも地図で見て気になっていたんですが、ただ単に大糸線を潜るボックスカルバートでした。
いまいち面白くないな。
現道はトンネルで抜けている区間なので旧隧道かと思いましたが、まぁこれもありうるパターンの奴です。

佐野坂峠(さのさかとうげ)、着。

標高860m、この辺りでは格段に低い峠です。
正に峠で新旧の国道が合流するという珍しいパターンです。
今回は南側半分の峠道旧道をレポしてみました。
諸事情でここから北側は辿れなかったので・・・。
北側は現道そのままですので、またいつか(汗。
遠いなぁ・・・。

以上、佐野坂峠編

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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